UTA.35「periodの黒点が」
いつも悪夢の予感に怯える
どんなに嬉々としてpoemと抱擁を重ねても
periodの黒点が
不定期にちらついてはその度に慄くのだ
書けなくなったら
降って来るものや過ってゆくものから
疎外されたら・・
胸の弦を震わせる一音にも出合わなかったら
ココロの音叉に共鳴する
ひと兆しさえ届かなかったら・・
どんなにpen先が思いの儘に
万甫worldを描いていても
その世界の外のsilentに戦慄くのだ
無から有を抽出するのだと大見得を切って
無から有を紡ぐのだと
大言壮語してきたけれど
その無の中に有の胚芽さえ見つけられなければ
其処は果て無い無明でしかない
イノチが正確にTOKIを刻める間は
その間に間をコツコツと穿って
僕のピースを嵌め込んでゆきたいけれど
破滅の恐怖に打ち勝ってゆきたいけれど
何時でも
頭骨の片隅に息を殺して滞在する悪夢がいる
01/15 14:18