降って来るもの

写真と散文とぽえむ

満干のUTA.ⅩⅩⅩ

2018-01-12 05:33:32 | 満干の詩

                   UTA.ⅩⅩⅩ「僕のUTAが」

 

様様な音色を織り込み

色色な音階を塗し

各各のmelodyを綯い交ぜ

種種なharmonyをくるんで

 僕のUTAが流れる

 

移ろいの間に間を満たすように

イノチの更新を潤すように

間に間の虚空を埋めるように

零れるイノチを愛しむように

 僕のUTAが届けられる

 

儚いイノチを慈しむように

切ない情感を抱き締めるように

縁の糸を研磨する様に

吐息の虚しさを彩るように

 僕のUTAが響く

 

束の間のイノチの漂泊と連れ合い

束の間の流離を奏でるように

 伝聞してゆく僕のUTAよ

01/12 05:33:33 万甫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満干のUTA.29

2018-01-12 05:05:22 | 満干の詩

                      UTA.29「明るい無明」

 

吹雪のASAには

頭骨内の全ての器官も凍り付いて

其処からは何も 

 融けだしては来ない

何もかもを隠してしまうように

白いヴェールが風景を奪い去ると

其処からは何も

 見えてくるはずもない

沈黙の色が

脳内を席巻すると

其処に明るい無明だけが拡がり

何程の想いの欠片も

 残ってはゆかないのだ

 

僕は黙ってpocketに夢想を突っ込み

気が遠くなりそうな白い荒野に

それでも足跡を刻んでゆく

 直ぐ後から掻き消えて

無になると解っているとしても・・

01/12 05:16

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満干のUTA.28

2018-01-12 05:03:49 | 満干の詩

                     UTA.28「結託」

 

何時でも双方向に門戸を開いておきたい

何時でも四方にアンテナを張り巡らせていたい

鋭敏なcatcherだけが

万能のsenderと結託する

 

他にもさまざま要り用な才はあるけれど

必須なのはやっぱり

Receiverとしての能力だろうか

それが無ければまず

何一つとして

始まりが無いのだから・・

01/12 05:03:40

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする