降って来るもの

写真と散文とぽえむ

未だ

2020-08-02 22:12:45 | 詩21

未だ一篇の

 

僕は何も手に入れていない

僕は何も掌に包んでいない

 

自慢出来たり、主張出来たり

振り翳したり、誇示したり、表現したり

そんな風に

自分を魅せられるものが

何ひとつ備わっていない

無い無い尽くしの現状

 

僕はどのように生きてきて

僕はどのように生きてゆくのか

始終を貫くたった一つのテーマにさえ

辿り着けない歯痒さ

巡り合わない喪失感

 

未だ一行の分析もない

未だ一音階のメロディーも弾けぬ

未だ一篇の珠玉のSIも持たぬ

生まれたての赤子のように

未だ一言の明確もない

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希望行

2020-08-02 14:18:13 | 詩21

希望行

 

”いいですか!”

”貴方の降りる駅は次の駅ですよ!!”

 そう言って

僕に降りる支度をさせたのは

誰だったろう?

 そうして

宛てのないbus停に

僕を下ろして走り去ったバスは

 いったい

何処へ向かっていたのだろう?

 

もう、過ぎてしまったことだ

僕は漆黒の中の、良く知らない停留所の

無の溜り場の暗がりに放り出された

 

僕は起きているのか?

あれはyumeで聞いた声?

 

気が付けば、いつでも

誰も知らないbusstopで

来るとも知れぬ乗り物を待つ

 

待っているのは猫バスのような

未来の明かり?

魍魎から掬い出してくれる

希望行のBUS・・?

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絶句!!

2020-08-02 05:44:07 | 

 ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ と言っても、この時間なら一部の人を除いて大方の人は、まだ敷布団の上に横たわっているに違いない・・。

 だから、この挨拶は聴き取れるか否かの小声で。なんでこんな時間にPCに向かっているかと言うと、何時もの様にクーラーの冷風が性に合わない僕は、寝付く迄の二時間ほどのタイマーにして直ぐに前後不覚に陥るのだが、これも何時もの様に、部屋の最低気温が25℃を上回って推移する熱帯夜には、午前3時を過ぎる頃には決まって汗ばんだパジャマの上が上半身の触覚の気味悪さを反映して、半ば強制的に意識を目覚めさせるのだ。

 それで一種の不快感と不機嫌さを加味したようにのろのろと、イヤイヤ起こされた風情でリビングへ移動すると、梅雨明け三日目の早朝の夜明け前の「美しい、余りにも、美しい」深い蒼の空に出合って思わず「絶句」するのだ。

 その感動を、なかなか見るべき状況を創れないanataにも味わってもらいたいと、こうして、ほんの小さな音も立てまいと、細心の注意を払ってUPする、今朝の宝物のような風景。

明けの明星が右上で輝く

      

今日も夏らしい夏になる!!

                     08/02 05:15 まんぼ

四時半のdeepブルーをUPし終えると、livingから明るさが漏れてくる。再び愛用のルミックスを手に今に戻ると、今しも日の出が!!

始まる さて、もう少し追寝するか

          08/02 05:43 まんぼ

コメント (2)
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