Personaの僕
僕は眠っているのだが眠っていない
僕は僕の寝姿を見たことが無いのだ
僕と信じて、僕だと思い込んで
いつでも
僕を気取っているけれど
それが本当の僕か否かは
確かめたことが無い
第三者のその他大勢が
それが僕に違いない僕だと
太鼓判を押すけれど
僕には時々、それが揶揄に聞こえる
世界中の人が
もう一人の自分と同居していたら
人口密度は天文学的に上昇し
きっと、この円い星はpunkして
宇宙の海に沈んでしまうから
根掘り葉掘りの追及は止めよう
真実を知るのは怖いから
それに、このままで無難なのだから
そう悟った風で僕は
僕以外のもう一人の僕の
確かなイメージと寝食を共にしている
まるで
双生児の片割れのような
Personaの僕と・・