友人などに、この本を読むよう勧められていました。梅雨入りと同時に連日、大雨でしたので、この機会に読んでみました。
加齢とともに、文庫本を読むのがつらくなり、へんな「活字離れ」が続いています。しかし、この本は読み始めたら止まらなくなりました。
NHK取材班により、中国地方山地の実際の取り組みが放映されたようですが、私はこれは見ていません。
読んでいて、頷くところが沢山ありました。
「マネー資本主義」に対する「里山資本主義」、「化石燃料に頼らないエネルギーは?」、「地産地消、地域内で経済を回す」など、とても勉強になりました。
何よりも、日本古来の「里山」を、今の閉塞状況を打破するため活用する考え方は大いに納得できました。
また、ウイーンの旧市街地が世界遺産になっているオーストリアの取り組みにも驚きました。
原発建設の是非で国民投票をし、建設が否決され、「原発に頼らないこと」を憲法に書き込んだと言います。そして、エネルギー源を豊富な木材からとれる「木くず」を活用することに切り替えたそうです。
オーストリアでの取り組みも、里山を生かした過疎地での取り組みも、日本の将来を考える上で、貴重な経験です。
その上、里山資本主義の考え方が、超高齢化した日本を立て直す手立てにもなる とも述べています。
グローバル化社会の中で、マネー資本主義が当然だ と思われがちですが、その正反対の、里山資本主義の中にこそ、日本を立て直す仕組みがあることを知りました。
まだ、読まれていない方には、ぜひ読んでもらいたい本です。
加齢とともに、文庫本を読むのがつらくなり、へんな「活字離れ」が続いています。しかし、この本は読み始めたら止まらなくなりました。
NHK取材班により、中国地方山地の実際の取り組みが放映されたようですが、私はこれは見ていません。
読んでいて、頷くところが沢山ありました。
「マネー資本主義」に対する「里山資本主義」、「化石燃料に頼らないエネルギーは?」、「地産地消、地域内で経済を回す」など、とても勉強になりました。
何よりも、日本古来の「里山」を、今の閉塞状況を打破するため活用する考え方は大いに納得できました。
また、ウイーンの旧市街地が世界遺産になっているオーストリアの取り組みにも驚きました。
原発建設の是非で国民投票をし、建設が否決され、「原発に頼らないこと」を憲法に書き込んだと言います。そして、エネルギー源を豊富な木材からとれる「木くず」を活用することに切り替えたそうです。
オーストリアでの取り組みも、里山を生かした過疎地での取り組みも、日本の将来を考える上で、貴重な経験です。
その上、里山資本主義の考え方が、超高齢化した日本を立て直す手立てにもなる とも述べています。
グローバル化社会の中で、マネー資本主義が当然だ と思われがちですが、その正反対の、里山資本主義の中にこそ、日本を立て直す仕組みがあることを知りました。
まだ、読まれていない方には、ぜひ読んでもらいたい本です。