所沢革新懇主催の勉強会「日本会議とは何か」を聞きに行きました。「日本会議の全貌 知られざる巨大組織の実態」の著者でもある俵義文さんが講師でした。
「日本会議」の生い立ち、そのバックボーン、安倍政権の狙いなど、豊富な資料を駆使して実証的に話されました。
安倍政権の性格は、その構成が「日本会議」のメンバーがほとんどであることからもわかります。
平和憲法を実態的に改変し、さらに明文憲法の改悪を狙っています。
俵さんは戦前の教科書の修身の教材を紹介しました。
安倍政権の狙いは、戦前の「帝国憲法」への回帰です。小学校の教育に修身を持ち込もうとしています。その論理は戦中と全く変わりません。
戦争中の修身の教科書です。世界地図の真ん中に日本が描かれています。アベ政権は再びその実現を目論んでいます。
安倍首相の国会での発言「日本を、積極的な平和主義で、世界の真ん中で輝く国にする」、これ戦時中のは修身の教科書と全く同じです。
日本会議は神社神道、財界などあらゆる分野に手を伸ばし、今や日本の巨大組織になっています。資金力も豊富です。亡くなった船村徹さんや舞の海も日本会議のメンバーだと言います。所沢でも、市長や小選挙区の所沢選出の代議士も入っていると言います。そんな日本会議の戦前回帰の策動にいかに対処するか が今問われています。
講師の俵さんは、最後に「護憲勢力もさらに草の根の運動を負けずに広げること。そして政治を変えること」と強調しました。
安倍政権の個別政策は、経済政策は行きつまり、原発、沖縄、基地問題、貧困と格差、社会保障の切り捨てなどどれも国民から支持されていません。そんな政治にストップをかけるためには、野党共闘で選挙に勝つしかありません と強調しました。私も賛成です。そんな気持ちを新たにした今日の勉強会でした。