今日は、「日本と再生」と言う映画を見ました。原発事故に関わってきた河合弁護士監督の映画です。
福島原発事故後も執拗に原発にこだわる政府の姿勢は、世界の趨勢から取り残されつつあるのではないか?と世界各国を廻って撮影しました。そこには、自然エネルギーを活用した、原発でもない、化石エネルギーでもない新たなエネルギーの開発で地域経済も活性化する各国の実態がありました。
太陽、風、地熱、バイオマスなど日本にも豊かなエネルギー源があります。これを活用すべきではないか との訴えに共感を覚えました。
現在の世界各地での紛争は、化石エネルギーをめぐる争いが絡んでいます。化石エネルギーからの脱却は世界平和にも役立つかもしれません。
また、原発は国策としてやらなければ実現できない施策です。そこには、中央への権力の集中、電力会社の巨大化、利権などが生まれ、逆に地方が見捨てられがちです。
そんなことを考えさせられた映画でした。
一昨日の東京新聞のコラムの欄にこんあな記事がありました。
この記事にも、世界の趨勢は原発からの脱却であり、存亡が怪しまれている東芝の失敗も、採算がとれないアメリカの原発買収にあったと述べています。ご一読ください。