囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

映画「パラサイト」を観て・・・

2020-02-22 08:35:31 | さよなら!原発
新コロナウイルスで「不要不急」の外出は控えるよう言われていますが、話題の映画「パラサイト」を観に行きました。
地元の映画館で午前10時から上映されました。映画館はいつもガラガラなので、時間ギリギリに行きました。
券売所も20人程並んでおり、座席も「残席わずか」の表示がありました。一番後ろの席に座りましたが、満席の映画館は若いころ以来でした。

何の予備知識も持たないで観に行きました。映画は「パラサイト 半地下の家族」とあるので、格差社会を告発するものか と思っていました。
確かに、そのような面もありますが、私には一種の「娯楽映画」に見えました。
格差の問題、富裕層の生活、若者の失業率が高い韓国の実情、南北朝鮮の問題、それに備える地下壕などなど、すべての問題が出てきますが、問題を掘り下げて考えるところまでは行きませんでした。
印象的だったのは、全員失業して、半地下の生活をする家族がみんなスマホを使いこなしていることです。これも時代かな~と思いました。
この映画を観る気になったのは、2月20日付けのしんぶん赤旗の下の記事を読んだからです。(写真は、左部分が切れています)



この記事によると
ムン・ジュェイン政権になって「周52時間労働制」が導入されました。ポン・ジュノ監督も「徹夜での撮影が武勇伝となる時代は完全に終わった」と労働時間を守って撮影をすすめたと言います。
また、韓国では2005年に映画業界の労働組合が結成され、賃金や労働時間を取り決める標準労働契約書を取り交わしているそうです。そうした映画労働者の運動があってこそ、世界から評価される映画が出来たと思います。

映画の評価は各自マチマチでしょうが、色々の意味で一見に値する映画だと思いました。
コメント
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