図書館でデカ文字の「蟹工船」を借りてきました。
少し前には若い人の間で「蟹工船」が読まれ、ベストセラーになりました。私がこの本を読むのは3度目だろうと思います。何回読んでも、1920年代と変わらない世相に愕然とします。
スマホの時代になっても資本家の搾取の手口は益々巧妙になり、それに手を貸す政府や警察の実態は変わりません。唯一、今は軍隊の出動がないだけです。
でも、憲法9条が壊されたら、軍隊が出動し、憲兵が大手を振って活躍する時代に逆戻りするでしょう。
「蟹工船」や「資本論」を読んで、「昔はそんなこともあったのか~」と死語になるようにしたいものです。
「蟹工船」の時代は今の時代の生き写しです。「蟹工船」の次は太平洋戦争の時代でした。
そんな時代の再来を許さないためにも、9条壊すな! の声を上げ続けてゆきます。
それとともに、図書館がデカ本をもっと増やしてほしいと思いました。