明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて( 28 )4月9日に原発事故を問う講演を行います。

2011年04月07日 16時00分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です(20110407 16:00)

みなさま。
以下の会合に出て、お話をすることになりました。
近くの方、よろしければお越しください。

なお毎日新聞の太田記者が紹介記事を書いてくださいました・・・。


東電福島第一原発事故/ATTAC京都緊急講演会

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    ゆっくりとしたチェルノブイリの中を生きる
~放射能の危機を見据えつつ、明日にむけて私たちは何をするべきか?~


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福島原発の危機は着実に進行している、
ゆっくりとチェルノブイリ級の放射能汚染が進んでいます。

 重要なのは、放射能汚染とどう立ち向かうのかです。知らずに不安がるのでは
なく、汚染がどんどん深刻化している事態を見据えて、可能な限りの避難と対策を
進めることです。そのための目安となるものを守田さんにお話していただきます。

●報告:守田敏也さん(もりたとしや)
プロフィール:1959年生まれ。京都市在住。同志社大学社会的共通資本研センター
客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続けながら、
社会的共通資本に関する研究を進めている。ナラ枯れ問題に深く関わり、京都
大文字山での害虫防除なども実施。原子力政策に関しても独自の研究と批判
活動を続けてきた。ピースウォーク京都にも参加。

(関連サイト)
ゆっくりとしたチェルノブイリの中を生きる 
http://abc.pwkyoto.com/?eid=40

●日時:2011年4月9日(土)午後6時~9時

●会場:ひと・まち交流館 京都 第5会議室
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分
地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分

●参加費:500円(収益は被災者支援カンパにさせていただきます)

●主催・連絡先: ATTAC京都
ATTAC京都HP
http://kattac.talktank.net/

ATTAC京都ブログ
http://kyotoblog.attac.jp/

E-mailアドレス
kyoto@attac.jp

●協賛:ジュビリー関西ネットワーク、市民社会フォーラム(4月3日現在)


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東日本大震災:原発事故で緊急講演会 9日と11日、2カ所で開催 /京都

東日本大震災による原発事故で放射性物質の流出・拡散が深刻化している
ことを受け、市民が対応を考えるための緊急講演会が9日と11日、京都市内で
開かれる。

 左京区在住のフリーライター、守田敏也さんが9日午後6~9時、下京区の
「ひと・まち交流館 京都」で「ゆっくりとしたチェルノブイリの中を生きる~放射能の
危機を見据えつつ、明日にむけて私たちは何をするべきか?」と題して講演する。

 守田さんは震災前から原発問題を取材・研究。東電や政府が事故を過小
評価する当初から、事態の深刻さを指摘。被害拡大を見通し、市民が自己
防衛する必要性を訴えている。参加費500円。
問い合わせは内富さん(070・5650・3468)。

 また、緊急講演会「福島原発は今? どう向き合う核汚染!」が11日午後
6時半~9時、南区・京都駅八条口アバンティビル9階にある龍谷大アバンティ
響都ホールで開かれる。

 チェルノブイリ原発事故の汚染地域の調査に取り組む元慶応大助教授の
藤田祐幸さんが福島原発の現状や今後の展望について講演。福井県小浜市の
明通寺住職、中嶌哲演さんも「若狭から都市市民への問いかけ」と題して話す。

 資料代500円で申し込み不要。
問い合わせは里中さん(090・4037・2158)。【太田裕之】

(毎日新聞 2011年4月6日付)
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110406ddlk26040507000c.html

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明日に向けて( 27 )1号機に水素爆発の可能性・・・窒素注入始まる 

2011年04月07日 09時00分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110407 09:00)

昨夜から今朝にかけて、シリアスなニュースが舞い込んできています。

記事の核心部分は以下の通りです。
「1号機は東日本大震災翌日の3月12日、原子炉建屋で爆発が発生。燃料棒を
包む被覆管ジルコニウムと水蒸気が反応して水素が生じ、酸素と反応して
爆発したとみられる。
 1号機ではその後、原子炉を冷却するため注水が続いている。この水が
分解されて水素と酸素が発生、爆発の危険性が増していた。東電は6日夜、
窒素ガス約6000立方メートルを格納容器に注入する準備を開始。7日午前
1時半すぎから注入を始めた。」

1号機で水素爆発の危険性が増したので、窒素注入を始めたわけです。

水素は燃料棒を覆っていたジルコニウムという合金が溶けて発生しています。
事故当初、これが格納容器から漏れて1号機と3号機の原子炉建屋の上部に
溜まり、水素爆発が起こりました。2号機でも格納容器の圧力抑制プール付近で
水素爆発が起こり、容器が破損したとみられています。

今回はその水素が原子炉内に溜まり、これが酸素と混入して、爆発する
危険性が高まったことが報じられているわけです。シリアスです。

爆発があれば、原子炉が破断する可能性が極めて高いです。そのため窒素
封入で、危険を抑え込もうという作業が行われています。

もともと原子炉には、水素爆発を防ぐために、窒素が封入されていますが、
ベントなどによって、水蒸気とともに放出され、抜けてしまった可能性が
あります。このため水素爆発の危険性が生じるうることを、後藤政志さんが
早くから指摘されていました。

時事通信の記事では危機が「増していた」と過去形で語っていますが、朝日
新聞の記事では「爆発が起きやすくなるおそれがあるという」と述べられて
います。投入によって、危機が低減しているのかどうか、今のところ、
ニュースからは分かりません。

窒素注入が順調に行き、水素爆発の危険性が除去されることを願うばかり
ですが、ともあれ当面、爆発の可能性に対して、身構えておく必要があります。

シリアスな局面が断続的に繰り返され、危機感を持続させること自身が
困難だとも思いますが、それぞれの場で、踏ん張っていきましょう。


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爆発防止へ、窒素注入続く=汚染水の再流出警戒―福島第1原発・東電

 福島第1原発事故で、東京電力は7日、1号機の原子炉格納容器内への窒素
ガス注入作業を続けた。窒素を充満させ、爆発の恐れがある水素と酸素を
容器内から追い出すのが狙い。注入は数日続く予定で、2、3号機でも実施する。

 窒素注入によって格納容器内の高濃度放射能を含む空気が外部に押し出
される恐れもあるため、東電は容器内の圧力などを慎重に観察する。

 1号機は東日本大震災翌日の3月12日、原子炉建屋で爆発が発生。燃料棒を
包む被覆管ジルコニウムと水蒸気が反応して水素が生じ、酸素と反応して
爆発したとみられる。

 1号機ではその後、原子炉を冷却するため注水が続いている。この水が
分解されて水素と酸素が発生、爆発の危険性が増していた。東電は6日夜、
窒素ガス約6000立方メートルを格納容器に注入する準備を開始。7日午前
1時半すぎから注入を始めた。
 一方、高濃度放射能を含む汚染水の流出が止まった2号機取水口付近の
立て坑「ピット」の周辺も引き続き監視。外部流出は他に確認されていないが、
汚染水が通ってきたトンネルから地下に染み出ている可能性も否定できず
、監視カメラなどで外部への再流出を警戒している。

(時事通信 4月7日(木)5時4分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000012-jij-soci


1号機格納容器への窒素注入開始 福島第一原発

 福島第一原発1号機の原子炉格納容器内で水素爆発が起こるのを防ぐ
ため、東京電力は6日、窒素ガスの注入作業を始めたと発表した。

 1号機の格納容器内では、原子炉の冷却によって水蒸気の濃度が下がり、
水素と酸素の比率が上がって爆発が起きやすくなるおそれがあるという。
2、3号機も含めて、東電は予防策として以前から検討していた。

(2011年4月6日23時2分 朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY201104060570.html
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