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懐かしい夏



                  とどかない!
                  とどかない!
                  どんなに背伸びしても




                  ヒラヒラの珍しい
                  ピンクの花びらは
                  青空を背に揺れていた




                  枯れずに散った
                  花びらを手に




                  ツルツルの幹の
                  その木が
                  サルスベリと知った頃




                  夏の花は
                  いつも同じ顔ぶれで

                  咲き始めると
                  夏の到来を感じ




                  サルスベリの木と
                  背比べをしていた
                  ひまわり・・・




                  どの家の垣根にも
                  咲いていた
                  朝顔は・・今

                  懐かしい夏

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