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もう色は数えない



                  これだけの色の中
                  これだけの人の中




                  何にも触れることなく
                  触れられることもなく




                  さっささっさと歩く




                  ドアーからの冷たい空気と
                  混ざり合って




                  暑ささえも不思議な感触




                  物音は・・
                  時折りの自転車のベル




                  まるで透明な膜が
                  どこかにあるような・・

                  もう色など数えない

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