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北風吹いて



                真っ赤な小さな掌を
                大きく開いていたもみじ




                北風ひと吹きしてみれば
                開いていた掌は縮こまって




                ひらひらと散って
                隙間だらけになった枝の間




                まるで五線譜の様に
                細い枝が走り




                白い実はゆらゆらと
                曲を奏でる音符のよう




                秋も終わり
                きっとそれはさよならの曲




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