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ミロか!ピカソか!


               水の中の抽象画?
               過去の魚か?
               未来の魚か?




               泳ぐ・・




               泳ぐ・・




               泳ぐ・・
               を絵にする




               ミロか?ピカソか?
               の抽象画
               ミジンコ・・ヒラメ・・イカ・・クラゲ・・・




               色を塗りたくなるよな
               赤・黄色・緑・・・

               誰が描いたの?




               グーンと引いてみると
               川の中
               水に映った
               枯れ草模様

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食べごろは 過ぎたけど



               食べごろは過ぎたけど
               すっかり花が開いて




               今は見ごろの
               蕗の薹




               片隅で
               隠れるように
               咲いた花




               食べごろを
               うまく潜り抜け
               見ごろまで
               潜り抜けそうな
               蕗の薹




               木の根 草の陰で
               居心地よさそうに

               春の日の
               暖かな午後




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ウメ・いろいろ Ⅲ



               春に・・
               里山を歩く

               息を深く吸って




               一番花の似合う場所で
               白いウメの花は
               一斉に花を開く




               春と遊んで
               春を楽しんで
               春に浸る




               白いドレスを纏った
               ウメの花は




               春の思い出をつれて
               嫁ぎ行く
               花嫁のように美しい


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うめ・いろいろ Ⅱ



               ふわふわ
                 ふわふわ
                   ふわふわ




               メジロも優しく
               話しかけたくなるような
               ふわふわのうめの花





               あどけないピンクは
               眠りから覚めたばかりの
               春の光りを浴び



               つま先立って
               くるくるまわる
               幼子のよう




               ふわふわ
                 ふわふわ
                   ふわふわ




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梅・いろいろ Ⅰ



               梅にウグイス
               などと言って
               可憐な花を
               思い浮かべるけど・・・




               どうして どうして!!
               なかなか男っぽい




               花は添え物
               おまけ物




               ちょっとやそっとじゃ
               折られんぞの
               筋骨隆々のこの幹!




               花観賞そっちのけで
               梅は幹!!
               と・・決めた




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緑深く



               新しい
               緑の季節を前に




               長い冬を
               色変えることなく
               越した深い緑




               影の暗さも
               光りにも
               戸惑うことなく




               片隅で・・・




               孤独も
               味方につけて

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さくらんぼの咲く頃


               さくらんぼの赤い実が
               我が家の庭でなったら
               どんなに可愛いだろうと




               小さな苗を植えた
               十年ほどたって・・




               ヒヨドリの襲来にも
               めげずにいたのに・・




               フルーツポンチの中に
               いっぱい入れた・・
               来年は豊作と思えた
               その年・・




               なんと!!
               梅雨が明けたら
               !!!ケムシが鈴なり
               めげて・めげて・めげた!!!




               自分の腕とは思えないほど
               痛くなった手を伸ばし
               目を瞑りながら
               枝を切って・切って・切った




               枝があるからいけないんだ!!
               以来・・
               我が家のさくらんぼの木には・・
               枝がない




               なのに♪
               今年はない枝に
               花をつけた♪
               花を咲かせた♪




               こんな実が
               いくつ付くのか・・・
               ケムシ退治・・よーい!
                  (数年前の携帯写真より)

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めぐりきた季節の中で



               冷たい風を抜けると・・




               小さな花たちは
               何事も
               なかったかのように




               ずっとそこに
               咲き続けていたかのように




               初めて
               春に出会った日の
               そんな風景のまま・・




               野の香りと
               優しい色と




               あたたかな風と
               まばゆい光りは・・




               変わらずに
               咲き続けて欲しい
               花たちに



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花と・・



               満開の華やかな花に
               あの花へ
               この花へと




               飛び回る
               メジロ・・メジロ・・メジロ




               一歩二歩と
               近づいても




               気がついているのか・・
               いないのか・・




               そんなことは
               おかまいなし!




               花と・・


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満開の河津桜の中で



               桜の季節より
               一足先に




               枝を広げた
               河津桜は
               土手いっぱいに
               薄いピンクの花を咲かせた




               根元には
               黄色い菜の花が
               これも毎年のこと




               少しだけ遅れてきた
               花の季節

               変わらない
               優しいピンクと黄の色に




               土手を歩きながら
               置き忘れてきた
               時と出会う

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