華やかに五月の薔薇

　　　　　　　　　　　　　　　　　　少し傾きかけた日差しの陰で




　　　　　　　　　　　　　　　　　　真昼の五月の暑さも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　上着一枚羽織る涼しさに変わる




　　　　　　　　　　　　　　　　　　花の影は深みを増し華やかに彩る




　　　　　　　　　　　　　　　　　　天上の日に遠慮なく向かう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　あどけない薔薇もいいけれど




　　　　　　　　　　　　　　　　　　日暮れに向かうこの頃の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　物憂げな薔薇の花




　　　　　　　　　　　　　　　　　　手折ろうなどと思っても
　　　　　　　　　　　　　　　　　　手も出せないような




　　　　　　　　　　　　　　　　　　そっと眺める
　　　　　　　　　　　　　　　　　　五月の薔薇の華やかさも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　心に広がっていって

今・・薔薇の季節に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　公孫樹・・欅・・桜と
　　　　　　　　　　　　　　　　　　緑のトンネルを抜け




　　　　　　　　　　　　　　　　　　趣のある
　　　　　　　　　　　　　　　　　　古い建物を曲がると




　　　　　　　　　　　　　　　　　　思いのままに咲いている
　　　　　　　　　　　　　　　　　　色とりどりの薔薇の花が




　　　　　　　　　　　　　　　　　　しばらくの間忘れていた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　華やかな世界




　　　　　　　　　　　　　　　　　　地を這う花　天に向かう花
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここの薔薇たちは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　自由にどこまでも自由に




　　　　　　　　　　　　　　　　　　羨ましいほどに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　気取りのない薔薇を眺めて




　　　　　　　　　　　　　　　　　　シャッターひとつ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　好きなように押してみようかと

季節は巡り来て

　　　　　　　　　　　　　　　　　　時は駆け足
　　　　　　　　　　　　　　　　　　誰がスタートの
　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ドン！」を鳴らしたのか




　　　　　　　　　　　　　　　　　　心の準備もないままに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　林の中を歩けば




　　　　　　　　　　　　　　　　　　慌ただしい日々は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　時をとばして




　　　　　　　　　　　　　　　　　　盛りをを過ぎた花に戸惑い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆっくり足を進めれば




　　　　　　　　　　　　　　　　　　懐かしさに出会い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　巡り来た季節に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ようやく時を取り戻す




　　　　　　　　　　　　　　　　　　忘れずに来る季節は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　迷った「時」の背中をそっと押して・・・

白い花の群舞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　今にもぐるぐると回りだしそうな・・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　まるで出番を待つバレリーナの
　　　　　　　　　　　　　　　　　　真っ白なチュチュの様




　　　　　　　　　　　　　　　　　　色とりどりの主役の花たちは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　いくらでも咲いているけど




　　　　　　　　　　　　　　　　　　五月の緑には
　　　　　　　　　　　　　　　　　　白い花の群舞が似合う




　　　　　　　　　　　　　　　　　　息を潜めていると
　　　　　　　　　　　　　　　　　　トゥシューズの音が聞こえてきそうで

緑さわやかな季節に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　五月の光は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　緑を美しく映す




　　　　　　　　　　　　　　　　　　心の中に・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　からだのすみずみにまで
　　　　　　　　　　　　　　　　　　爽やかさは染み込んで




　　　　　　　　　　　　　　　　　　この季節がやってきたと・・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　この変わらぬ緑は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　手の届かぬ緑に変わり




　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつまた本当の緑になって
　　　　　　　　　　　　　　　　　　この手に触れる日が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　やってくるのだろうか




　　　　　　　　　　　　　　　　　　せめて・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ファインダー越しの緑だけは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　このままで・・

「藍染と人形展」のお知らせ

　　　　　　　　　　　昨年の五月根津の「りんごやさん」にて
　　　　　　　　　　　コメントを下さっているゼペットおばさんの
　　　　　　　　　　　「 「藍染と人形展」」を載せてたのですが
　　　　　　　　　　　今年もまた１８日～２２日・２４日～２９日まで
　　　　　　　　　　　「りんごや」さんにて開催されます




　　　　　　　　　　　今年は売り上げの一部を
　　　　　　　　　　　震災の支援金として寄付をなさると言う事で
　　　　　　　　　　　私も微力ながら協力させていただくことにしました
　　　　　　　　　　　小さな額数点です




　　　　　　　　　　　お時間のある方是非いらしてください
　　　　　　　　　　　素敵なお人形・藍染です
　　　　　　　　　　　「 りんごやさん」りんごやさんも素敵なギャラリーです

またまた・・むかしをアップ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　クラシックスタイルの看板




　　　　　　　　　　　　　　　　　　何のお店だったかなんて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　想像もつかないような唐草模様




　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんなに素敵だと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　看板だけに目が釘付け




　　　　　　　　　　　　　　　　　　お店の中は覗かずに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　通り過ぎてクコとも




　　　　　　　　　　　　　　　　　　それにしても
　　　　　　　　　　　　　　　　　　数少ない看板コレクションなのに




　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふと気付けば・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　牛くんモデルが多い




　　　　　　　　　　　　　　　　　　これはもしかして・・・

むかしをアップ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　看板好きである
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ネオンサインなどない看板である




　　　　　　　　　　　　　　　　　　なのに載せそこなった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　むかしむかし見つけた看板




　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドイツの片田舎でであった看板




　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドイツ語がまったく分からないので
　　　　　　　　　　　　　　　　　　さぁて・・何やさんであったのか？




　　　　　　　　　　　　　　　　　　でもよーく見ると
　　　　　　　　　　　　　　　　　　お知らせ心十分な看板




　　　　　　　　　　　　　　　　　　わが街でもこんな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　看板あったらいいのに




　　　　　　　　　　　　　　　　　　危険がいっぱいな日本交通事情
　　　　　　　　　　　　　　　　　　上を向いてあるこう的看板は無理！？！

森のギャラリーにて・・深大寺

　　　　　　　　　　　　　　　　　　神代植物園に行こう！と
　　　　　　　　　　　　　　　　　　話が決まったまではよかったが




　　　　　　　　　　　　　　　　　　着いてみれば
　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずはお食事と・・変わらない・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　幾つになっても変わらない！




　　　　　　　　　　　　　　　　　　さぁどこにしよう・・と
　　　　　　　　　　　　　　　　　　これもまた意見ピッタリ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　あとでまたお茶！と思う私は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと軽めに




　　　　　　　　　　　　　　　　　　テラス席で
　　　　　　　　　　　　　　　　　　気付かなかったデザートが
　　　　　　　　　　　　　　　　　　心残りだったけど




　　　　　　　　　　　　　　　　　　もちろんこの後ちゃぁ～んと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　植物園には行きました

かたすみに咲いて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　風が静かに抜けていく
　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後の雑木林




　　　　　　　　　　　　　　　　　　空はもう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　隙間から見えるだけ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　若い緑が揺れている
　　　　　　　　　　　　　　　　　　その間から小さな白い花が




　　　　　　　　　　　　　　　　　　気付かずに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　通り過ぎそうなかたすみに




　　　　　　　　　　　　　　　　　　花の精がいそうな木々の陰・・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　上手なカメラマンだったら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　もしかしたら写っていたかもしれない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふとそんな風に・・・