goo

華雫



                  冷たいみぞれ降る公園は
                  いつもとは別世界




                  灰色の空と
                  濡れた黒い歩道




                  差している傘までもが
                  グレーのチェック




                  モノクロの世界は
                  自然の形をを際立たせ




                  雫さえもが
                  美しい花のよう




                  見事に咲いた
                  透明の花と名残りの赤




                  描き出す絵は
                  まるで帯の模様




                  思いがけず華やかな
                  冷たく寂しい日の風景

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

空からの贈り物



                 空からの贈り物は
                 雨まじりの雪




                 ちょっと外に出てみれば
                 冷たくなる手




                 乗り遅れたバスを
                 待つ気も無く歩き始める




                 目的地は井の頭
                 雪なんて積もってないと
                 わかっていたけど




                 こんな日に限って
                 駅とは違う道へ




                 辿り着けば
                 歩く人などいるわけもなく
                 傘にみぞれの音だけが




                 その音にあわせて
                 木々の小枝に降りた雨粒が
                 キラキラと輝いていた

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

寒景色



                  灰色の曇り空は




                  葉を落とし凍えそうな
                  木々を受け入れて




                  寂しい風景を
                  冬の1ページに加える




                  どこか受け入れがたい
                  そんな日も




                  だから・・
                  懐かしい風景となって
                  心に広がっていく




                  遠く近く
                  小鳥達の声が




                  灰色の空に
                  吸い込まれていく


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

♪うちにおいでよ・・私のおうちへ♪



                 ちっとも会えないメジロ君
                 痺れを切らした私!




                 とうとう
                 ♪「うちにおいでよ」作戦決行♪




                 あまり得意でない柑橘系
                 唯一好きな伊予柑と
                 目があった瞬間




                 思い出した
                 「うちにおいでよ」作戦




                 窓から数センチの枝に
                 伊予柑のしっぽ




                 待つこと20分・・シーン
                 だんだん大きくなるさえずり




                 最初は・・・
                 臆病者のヒヨ・・目が合うと
                 即 飛んで逃げた




                 その隙にやってきたメジロ
                 目が合ってもピクリともせず
                 怖がらないところを見ると
                 可愛がられているんだねぇ

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )

日向ぼっこ



                今年に入って
                散歩道の寒さは特別
                今年は冬がある!
                なんて思ってみても
                体は固まる




                この季節まで
                残った葉っぱたちは
                さすが!




                少しの日差しでも
                すっかり身を任せ
                日向ぼっこ




                そんな葉っぱを
                横目で眺め
                心が溶けるほどの
                日差しはなさそうと
                怠け心を抱いて歩く

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

寒い冬



               冬らしい冬・・
               すっかり枯れた木々の葉




               ここのところの暖冬で
               出会った赤やピンクの山茶花も
               見かけることもあまり無く




               あぁこんな冬を越すから
               春の始まりに心ときめくのだったと




               ようやく出会った白い山茶花
               寒い冬に少し元気の無さが
               今年らしさ?
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

時がぐるぐる回る日は



                頭の真ん中は
                すっかり止まっているのに




                止まっているいる頭の周りで
                時がぐるぐる回っている




                もうそんな日は
                時はぐるぐる回しっぱなし




                回る時はまったく無視して
                のんびり・・ほんわか・・別時間




                優しい花をずっと見続けたり




                お気に入りの
                昔のカレンダーを見てみたり

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

春の紅葉



                 年を越えると




                 あれほど赤々と
                 燃えていた紅葉も




                 残り少なくなった
                 幾枚かが




                 新しい空気の中で
                 初々しく輝いて




                 新しい年
                 芽吹いたものもいいけど




                 春に色を添える
                 秋の草木もいいと




                 あらたまった気持ちで
                 足を止める

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

鳥たちは元気



                  すっかり色は褪せて




                  林の中はモノトーン




                  寒そうな空に
                  枝だけが交差して・・・




                  と!
                  突然飛び込んでくる小鳥達




                  活気づく風景




                  固まっていた体が
                  ちょっと軽やかになり




                  からかうようにに飛ぶ鳥を
                  追いかける・・見失う・・




                  寒さに負けず
                  鳥たちは元気




コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

かじかんだ手で



                ほんとに
                北風はぴゅーぴゅーと吹く




                たちまち手が冷え切って
                シャッターを押す手が震える




                コートの首まで
                ファスナーを閉めて




                なのに・・・




                バラの蕾は強く揺れるだけ




                今まで寒さに負けずに
                咲いていた?




                それとも・・
                寒さに負けて撮らなかっただけ?




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »