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フランスの家庭料理3



               前日の夕食中から風邪で熱っぽく
               夕食後はすぐに寝室へ
               翌日は朝食抜きの目覚めはお昼頃!










               アニョー(仔羊)料理を作るところを見学
               焼きあがるまでアペリティフ




               焼きあがってからが驚き!
               電動の肉切りがある!!




               同行のななちゃんが
               アニョー料理にちなんで
               折り紙でアニョー制作




               テーブルのアジサイに合わせて
               アジサイまでも・・
               これ全て一枚の折り紙で折ってある!!




               生ハムのサラダ




               信じられないほどのアニョーの量




               キノコのソテー




               私はこれで十分・・過ぎたくらい




               そしてデザートはミラベルのクラフィティー
               デザートは別腹とは言いつつ
               フランス人の半分しか食べられず・・・残念!




               若者はフランス人に
               負けないくらい食べておりました
               うらやましい~~



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フランスの家庭料理・・夕食



               お城から戻ると
               もうすでに用意のしてあった夕食




               最後に見た目も美しい
               トマトのファルシー




               マヨネーズは手作り
               作るところを見学




               これが美味しい!
               早速日本に帰って作ってみた




               そしてメインは
               サケのテリーヌ
               もう・・これは絶品!!




               最後のデザート
               洋ナシのタルトと
               リンゴのタルト




               二つともなんと手作り
               大きな大きなタルト
               これもまたぜひ再現したい




               美味しいテーブルを囲んで
               フランス語と日本語の会話
               何の不自由もなく進んでいく




               温かさや優しさは空気に馴染んで
               通じるものだと心から楽しんだ



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眩しい光と



               慌ただしい日々を
               過ごしていると





               ほんの少し前のことが
               遠い日のことに思えて




               小鳥たちに出会ったのも
               いつのことだったか・・・




               明るい日差しが
               眩しかったことだけが
               記憶に残って




               その日差しと
               戯れるように




               小鳥が歩きまわり
               飛び回り




               元気・・
               元気なのがいい




               足元のパピも
               元気をもらって
               帰りの足取は軽く




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遠い昔・・お城では



               暗い部屋の窓から一瞬外に目をやる
               お姫様・・現実との境が曖昧になる




               何かの撮影があったようで
               美しい幾何学模様の壁に似合っている




               中に目を戻すとこれもまた
               今のような内装や家具




               アンティークが生きている国だからか
               今と昔が行ったり来たり




               重厚な雰囲気は今は昔?
               それともお城の中だけだったのか




               お風呂やトイレを見つけて
               初めて時代の流れを感じる




               人は合理化にだけは
               力を注いできたのではないかと




               お風呂もトイレも今はもう
               この優雅さは見あたらない




               やはりお姫様の世界?
               遥か遠い昔が微かに見えてきた



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夢の香りは



               こんな美しい瓶たちから
               香水の香りがしてきたら・・・




               その香りに
               すっかり酔ってしまいそう




               香りがなくても
               並んだガラス瓶を見ているだけで




               夢の中・・別世界・・




               「美」が凝縮されて
               小さなガラス瓶に




               じっと眺めていると
               大きな輝きに変わっていった






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アールヌーボーな箱たち



               アールヌーボーな絵などを
               特別愛しているわけではない




               けれど箱や包み紙となると別




               こうしたところで予想外に
               アールヌーボーな柄に出会うと
               それは嬉しい




               フランス人の案内というのに
               すっかりはぐれて・・




               あまりの多さに
               説明を聞くなどと言うことも忘れ




               ただただ瓶を眺め・・箱を見て・・
               素敵!素敵!で終わり




               今になって
               説明をなんて言っても後の祭り




               あ~気の利いた説明くらい
               したかったなぁ~~とひとり反省



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お城の中は香水博物館



               香水大ファン!
               と言っても香りではなく香水瓶




               東京は目黒の庭園美術館での
               香水瓶展覧会行ったほど




               予備知識もなく行ったシャムロム城
               うわぁ~~次から次へと香水瓶が!




               古いものから新しいものまで
               入るとすぐに・・これは新しいものたち?




               素晴らしいアイデアと技術
               ひょうきんなものも優雅なものも




               たかが瓶されど瓶
               瓶の歴史ガラスの歴史それもまた文化と




               小さな小さな芸術品を見ながら
               生き生きとした「遊び心」を思っていた





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家並み



               街道沿いには古い家並みが




               うす汚れた壁が物憂げな雰囲気




               佐伯の絵や増田誠の絵など思い出し




               油絵具の匂いがしてきそう・・




               そういえば・・
               友人の抽象画はいつも古い壁のよう




               そのことを伝えたら
               それを表現したいと言った




               日々の生活への愛が滲み出て




               味わい深い汚れがそこに
               家々の壁も生きている




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街道沿いの小さな街



               街道を一時間ほど走る




               まわりは畑なのか牧草なのか
               若草色が果てしなく遠く続く




               ときおり遠くに深い緑の森や林が
               瞬く間に近づき通り過ぎる




               この景色が続いていくのかと思う頃
               小さな街が見えてくる




               車はこの街の真ん中を目指して進む
               グーンと近づく時の気持ちよさ!




               両側にベージュの家々
               出迎えられあっという間に去っていく




               この街の小ささがなんとも心地よく
               大都会からの旅人に限りなく優しい




               ふと・・こんな街に車を止めて
               小一時間ほど歩いてみたいと思った




               素敵なお城への道中のこと
               それは・・また・・があれば



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家路



               お城を見てオルレアンへ




               高い木々の間を点になって
               消えていく真っ直ぐな道




               点を追いかける車のスピードは
               メーターほどの速さは感じない




               すり抜けていく風景は
               どこかピサロの絵を思い出させる




               窓の外はまるで美術館
               幾枚もの絵を通り過ぎていく




               車の旅はそんな絵を
               手で触るように感じさせてくれて




               遠い日の出来事も
               触れた手にはまだ温もりが残っている






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