息をひそめて

　　　　　　　　　　　　　　　息をひそめれば・・




　　　　　　　　　　　　　　　片隅の秋が聞こえる




　　　　　　　　　　　　　　　息をひそめれば・・




　　　　　　　　　　　　　　　片隅の秋を見つけられる




　　　　　　　　　　　　　　　騒いだらまだ逃げだしそうな秋




　　　　　　　　　　　　　　　似合わないけど・・




　　　　　　　　　　　　　　　片隅から真ん中に来るまで




　　　　　　　　　　　　　　　静かに待とう

見慣れた風景が・・・

　　　　　　　　　　　　　　　赤とか・・黄色とか・・紫とか・・




　　　　　　　　　　　　　　　華やかな花は必ず振り返る




　　　　　　　　　　　　　　　名さえ分からない草などは




　　　　　　　　　　　　　　　見ることもなく通り過ぎる




　　　　　　　　　　　　　　　なにもない風景・・だから




　　　　　　　　　　　　　　　その何もない風景がある日




　　　　　　　　　　　　　　　華やかな花よりもキラキラと輝いて




　　　　　　　　　　　　　　　見たこともない風景に変わる日が




　　　　　　　　　　　　　　　見慣れた風景が別の世界に・・・

空を見上げて

　　　　　　　　　　　　　　　あ～秋の始まりだわと深く息を吸う




　　　　　　　　　　　　　　　少し赤く変わり始めた葉と




　　　　　　　　　　　　　　　黒いたわわに成った実




　　　　　　　　　　　　　　　空の色も変わりはじめて




　　　　　　　　　　　　　　　夏への別れもないまま？と




　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと戸惑いながら眺める




　　　　　　　　　　　　　　　この次に見あげた時はきっと・・




　　　　　　　　　　　　　　　緑の葉が赤くなっていそうな気がした

台風一過

　　　　　　　　　　　　　　　きっと水溜まりを避けながら




　　　　　　　　　　　　　　　そんなつもりが・・




　　　　　　　　　　　　　　　カッラカッラの歩道




　　　　　　　　　　　　　　　そうか台風一過！




　　　　　　　　　　　　　　　澄んだ空が眩しい




　　　　　　　　　　　　　　　草むらで蝶々が




　　　　　　　　　　　　　　　嬉しそうに飛び回って




　　　　　　　　　　　　　　　蝶々たち！嵐の時は何処に？

暑さの中でハスの実

　　　　　　　　　　　　　　　あっという間だった気もして




　　　　　　　　　　　　　　　暑い夏の日・・・




　　　　　　　　　　　　　　　ハスの花は美しく




　　　　　　　　　　　　　　　・・・・あっ！




　　　　　　　　　　　　　　　すでにしっかりと実になって




　　　　　　　　　　　　　　　暑さでついついソフトクリームだったけど




　　　　　　　　　　　　　　　今だってまだソフトクリーム・・・




　　　　　　　　　　　　　　　ただ暑さの中この実の頑張りに




　　　　　　　　　　　　　　　強さ逞しさを貰えて

枯れ混じり

　　　　　　　　　　　　　　　日毎枯れゆく花たち




　　　　　　　　　　　　　　　最後の頑張りの元気印の夏の花




　　　　　　　　　　　　　　　枯れてなお元気な見事な実




　　　　　　　　　　　　　　　混ざり具合が秋懐かしく




　　　　　　　　　　　　　　　夏には未練なし？などと思う




　　　　　　　　　　　　　　　そんな季節の変わり目の心地よさ




　　　　　　　　　　　　　　　台風の知らせを気にしつつ

実りの頃へ

　　　　　　　　　　　　　　　汗をかきかき辿り着けば




　　　　　　　　　　　　　　　もうすでに夏の花の消え




　　　　　　　　　　　　　　　木の実・・草の種がちらほら




　　　　　　　　　　　　　　　追いかけて追いかけて




　　　　　　　　　　　　　　　季節は追いかけるものと気付く




　　　　　　　　　　　　　　　振り返れば暑さだけ




　　　　　　　　　　　　　　　不思議の間を行ったり来たりと楽しむ

キャンディーカラーを集めて

　　　　　　　　　　　　　　　少し頭を休めたいときは・・




　　　　　　　　　　　　　　　キャンディーカラー♪




　　　　　　　　　　　　　　　それも・・ぼんやり　ふんわり




　　　　　　　　　　　　　　　だあ～れ？




　　　　　　　　　　　　　　　いつも頭を休めてるじゃない！
　　　　　　　　　　　　　　　なんて言っているのは




　　　　　　　　　　　　　　　それでも・・休めたい時ってあるのさ




　　　　　　　　　　　　　　　なんの花かなんて考えないで




　　　　　　　　　　　　　　　こんな色のキャンディーでも想像して♪

大バテ！

　　　　　　　　　　　　　　　久しぶりに上京の紅蓮家の姪




　　　　　　　　　　　　　　　では・・と
　　　　　　　　　　　　　　　お孫ちゃん同士・・はとこと遊ぼう企画




　　　　　　　　　　　　　　　企画は良かったが・・こんな一日
　　　　　　　　　　　　　　　年寄りは大バテ・・今日はこれにて！

なんだろう・・・？

　　　　　　　　　　　　　　　花を追って歩くと




　　　　　　　　　　　　　　　時々「なんだろう？」に出会う




　　　　　　　　　　　　　　　この花もまた・・なんだろう？




　　　　　　　　　　　　　　　この花は小さな小さな・・




　　　　　　　　　　　　　　　極小の「なんだろう？」




　　　　　　　　　　　　　　　この小ささが特別ワクワクの「なんだろう？」




　　　　　　　　　　　　　　　さぁて・・全く調べ下手な撮影者




　　　　　　　　　　　　　　　謎ならば謎のほど心惹かれて