いつもの冬が・・・

　　　　　　　　　　　　　まったく小鳥の姿が見えない日でも




　　　　　　　　　　　　　冬になればゴイサギ達には必ず出会う




　　　　　　　　　　　　　ゴイサギの姿が木陰に隠れて見えないと




　　　　　　　　　　　　　それは少々寂しくて




　　　　　　　　　　　　　出会ったころは偉そうに見えたその姿も




　　　　　　　　　　　　　他人とは思えないずんぐりむっくり体型に




　　　　　　　　　　　　　年を重ねるごとに親しみが湧き




　　　　　　　　　　　　　寛ぐ姿を見れば・・あ～ぁいい冬が来た！

負けるよっ！

　　　　　　　　　　　　　ポツリポツリと枯れ葉が集まる




　　　　　　　　　　　　　こんな所に降りて冷たかないかと




　　　　　　　　　　　　　声にならない呟き・・




　　　　　　　　　　　　　うらやましいねぇ！




　　　　　　　　　　　　　こんなところでこの元気




　　　　　　　　　　　　　自然に沿って生きてるって




　　　　　　　　　　　　　負けるよっ！




　　　　　　　　　　　　　自然に勝って弱くなった者たちは

冬景色

　　　　　　　　　　　　　今期一番の寒さとか・・コートの襟を立て




　　　　　　　　　　　　　小鳥に会えるかもしれないといつもの水辺に立つ




　　　　　　　　　　　　　小鳥の声は遠くで聞えるか聞えないか




　　　　　　　　　　　　　水面は灰色の曇り空を映し寒々としている




　　　　　　　　　　　　　数日で小鳥の天国がスーッと消えて




　　　　　　　　　　　　　小鳥が遊んだ枯れ草が北風の思うままに倒れ




　　　　　　　　　　　　　何もない冬景色に身が引き締まる

エナガの声が聞こえる

　　　　　　　　　　　　　ピッピ・ピッピ・・チッチ・チッチ




　　　　　　　　　　　　　この声こ！の声！




　　　　　　　　　　　　　気持ちグッと押さえて




　　　　　　　　　　　　　私は木・・と木の気分になりながら




　　　　　　　　　　　　　静かにエナガを探す




　　　　　　　　　　　　　不思議とここのエナガは俊敏




　　　　　　　　　　　　　ようやくの出会いに




　　　　　　　　　　　　　この冬初エナガに喜ぶ

もう師走なかば・・・

　　　　　　　　　　　　　年追うごとに一年は短くなり




　　　　　　　　　　　　　１２月も半ばだというのに




　　　　　　　　　　　　　気持ちは追いつかぬまま




　　　　　　　　　　　　　ハンドルを握れば行きかう車の運転の荒さ




　　　　　　　　　　　　　それだけが師走を感じさせられ




　　　　　　　　　　　　　赤い実の白い画像もまた寒さを感じる




　　　　　　　　　　　　　ようやく気持ちがせかされてきたような・・・

レトロな葉っぱたち

　　　　　　　　　　　　　The葉っぱたちと思えるようなレトロな葉っぱ




　　　　　　　　　　　　　几帳面なは葉っぱ型と真面目な葉脈




　　　　　　　　　　　　　余計なものが入り込む余地などなく




　　　　　　　　　　　　　ひたすら葉っぱをしている




　　　　　　　　　　　　　葉っぱのお金で一枚二枚と遊んだ頃の




　　　　　　　　　　　　　何もなくても楽しんだあの頃の




　　　　　　　　　　　　　小さな幸せが蘇って

秋の終わり・・

　　　　　　　　　　　　　水辺の細い道




　　　　　　　　　　　　　枯れ葉を踏みしめて歩く




　　　　　　　　　　　　　細い手摺りに




　　　　　　　　　　　　　降りそこなった枯れ葉が




　　　　　　　　　　　　　のんびりと一休み




　　　　　　　　　　　　　音のない世界に




　　　　　　　　　　　　　また一葉散る音が




　　　　　　　　　　　　　終わる秋の溜息とともに

一瞬の夢だけど・・

　　　　　　　　　　　　　あぁ・・ようやく紅葉は赤くなった
　　　　　　　　　　　　　見事に赤くなった・・




　　　　　　　　　　　　　赤くならずに枯れるのではと
　　　　　　　　　　　　　不安を感じ始めたところの赤！




　　　　　　　　　　　　　大喜びでちょっと小躍り
　　　　　　　　　　　　　はしゃいだのいけなかったか・・




　　　　　　　　　　　　　あんまりの冬の豪雨
　　　　　　　　　　　　　これまた再びの不安




　　　　　　　　　　　　　こんなことだけ見事に的中！
　　　　　　　　　　　　　雨上がりあわてて行けば




　　　　　　　　　　　　　雨にぬれた歩道に
　　　　　　　　　　　　　落ち葉は重なり




　　　　　　　　　　　　　夢ははかなく・・
　　　　　　　　　　　　　それでも見た夢は心に残って

オールスター・バードパレード

　　　　　　　　　　　　　豪雨明けのピッカピカの晴天




　　　　　　　　　　　　　そりゃ～～喜ぶさ！鳥も私も




　　　　　　　　　　　　　水辺に一歩足を踏み入れれば・・




　　　　　　　　　　　　　ピッピ・・チーチー最大限のサービス




　　　　　　　　　　　　　縦横無尽の動きに目はグルグル




　　　　　　　　　　　　　エナガ・・シジュウカラ・・コゲラ
　　　　　　　　　　　　　えっ・・メジロ？・・ゴイサギに




　　　　　　　　　　　　　あ～～撮り損ねたカワセミが無念




　　　　　　　　　　　　　オールスターパレードの最後は
　　　　　　　　　　　　　遠くアオサギに手を振る

黄色バリエーション

　　　　　　　　　　　　　小枝はお茶目




　　　　　　　　　　　　　葉はチャーミング




　　　　　　　　　　　　　お茶目とチャーミングが合わさって




　　　　　　　　　　　　　動く・・動く・・




　　　　　　　　　　　　　こんちわ！・・ばぁーっ！・・やぁやぁ！
　　　　　　　　　　　　　はいはいはいはい！・・




　　　　　　　　　　　　　優しく・・ごきげんいかが？・・




　　　　　　　　　　　　　見あげると楽しい黄色バリエーション