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華やかな春に



           照れ臭くなるほど春の色




           桜色の前に出会ったショッキングピンク




           後ろに控えし色がまた!




           ピンクや黄色の乙女色




           ふふん!と思うか・・やったーと思うか・・




           迷わずにこの色に突進・・な年でもないよね




           なぁんて・・斜めに構えて見たり




           それでも華やかな春はいい♪






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エナガと鬼ごっこ



           フワフワ・・モコモコのエナガ




           ちょこっと思い出す我がワンコ




           なんだか離れがたくて・・




           せわしなく動き回るエナガと




           今度は「鬼ごっこ!」




           時々「鬼さんこちら」と振り返る




           鬼さんそれで十分と




           掴まえたなんて言わないで・・また今度!






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エナガとかくれんぼ



           ほんの背丈ほどの日向水木




           その枝陰からチッチチッチと声がする




           足音高く歩こうが声は移動もせず




           チッチチッチと聞え続け




           腰を屈めて探してみると・・




           これまた逃げもせずひょっこり出てきて




           エナガとかくれんぼは・・




           エナガの負け・・鬼は笑顔!





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花曇り・・・



           ほんのりと桜色が空を染めはじめた




           午後になり陽は陰り




           薄いグレーのフィルムをかけたように




           景色のコントラストは薄まって




           コートを脱いだ身に肌寒さが




           花曇り・・・




           この空気感に包まれ




           すっきりとしない懐かしさが広がった





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忙中閑あり?



           長い暇な風邪ひき期間の後




           たまりにたまった雑用で忙しい




           おまけにお孫ちゃん春休みにての子守り




           ではと・・井の頭の動物園などへ




           モルモットを触りたい!
           お魚触りたい!の・・




           そのちょっとの合間に見つけた水仙の花
           シャッターを押し始めればすぐ・・




           「早く・・こっちに来てぇーっ」
           忙中閑ありとまでも行かないよ





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ゆっくりと春へ



           ミツマタの花・・




           ゆっくりゆっくりと花開き




           一つ花開けば一歩春へと暖かくなる




           春への歩調と合わせるような開花




           ようやく簪のような姿になれば




           春たけなわの桜だよりの頃へと




           ほんの少しの間のことだけど




           固い蕾の頃へと思いを馳せれば
           遠い昔となっていることに驚く





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帰ってきた水鳥



           井の頭の池で放水が始まり




           カモ・キンクロハジロ・ハクセキレイと




           数えられるほどだけど水鳥達帰ってきた




           八分ほどの水でも心地よい・・深呼吸!




           ふーっと息を吐いて見回すと




           カルガモの隣に・・これは?




           色白のカルガモ?




           久しぶりの水辺は「不思議」を用意してくれた







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我が家の姫の笑顔



          井の頭の桜が消えたと嘆きながら




          我が家のサクランボの枝を切る




          そんな矛盾を忘れさせてくれる




          我が家の姫サクランボの笑顔




          50cmほどの幼い頃の姿を思い出し・・・




          大きくなったものと感慨深いけど




          あ~~ぁと悩みも膨らんで・・・
          鈴なりの虫の子供を思い出す





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我が家の「姫」



           我が家の「姫」が見事に咲いた




           サクランボの花




           数え切れないほどなった年




           鈴生りの毛虫に占領され




           敵討の様にばっさり枝を切った




           数年後の今・・ワタクシ日本人




           嫌な事はすぐ忘れ・・今年は豊作?




           はてさて・・サクランボの実る頃・・
           その先のことを考えなくては!






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清澄



           曇り空・・滲んだ白い花




           水のない池に足は遠のいていたけど




           季節は確実に進んで




           季節が巡りくることにホッとする




           ただ・・あの日以来・・五年前




           美しい花にも季節の移り変わりにも




           重たいものを背負わせられた




           せめて美しいものとの時間を・・と
           決して晴れはしないだろうと思う気持ちと・・




           そして五歳になリここまで大きくなった孫
           その間に・・何がどう変わったのか・・・






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