高原の秋

　　　　　　　もう花は終わってしまったけど・・




　　　　　　　高原の秋は暑さも残っていたけれどもう訪れていた




　　　　　　　それでも枯野の隙間にちらほらと花が




　　　　　　　こんな可愛いピンクの花が




　　　　　　　花ラッキョウという名を聞いてギャップが面白く




　　　　　　　どうしてこんなところに・・と思うのも面白い




　　　　　　　もう人気もほとんどなく肌寒さもかんじて




　　　　　　　この荒涼とした風景がひどく贅沢な気がした

鳥撮りは「かくれんぼ」のごとく

　　　　　　　「そろそろ行くよ」と諏訪ッチさんの声




　　　　　　　「ハーイ」と返事だけはいい




　　　　　　　・・遠くのヨシの葉の間に鳥の姿が




　　　　　　　急いで写し諏訪ッチさんに「何の鳥？」と聞いてみる




　　　　　　　・・と慌てる諏訪ッチさん・・？？




　　　　　　　「探していたヨシゴイのヒナだ」




　　　　　　　で・・出発は後回し・・その場所へ逆戻り




　　　　　　　大きな声はすれど姿見えずの・・どれくらい・・




　　　　　　　ちらっちらっと見え隠れの後姿をあらわして




　　　　　　　大喜びの初ヨシゴイの図となりました

ツリバナ揺れて

　　　　　　　都会に実を置いて生活をしていると




　　　　　　　毎日の風景が超特急で過ぎていく




　　　　　　　掴もうとしなければ目にも心にも留まらない




　　　　　　　それすら気づかずに過ぎていったりもするけれど




　　　　　　　こうして静かな自然に身をおくと




　　　　　　　何もなければないほど多くのものを見せてくれる




　　　　　　　大好きなツリバナは美しい色で揺れている




　　　　　　　固い実弾けた実・・豊かに変化に富んでいた