四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
もうワビスケが・・

なんとなく・・・

ワビスケは寒い北風の中マフラー巻いて見る

勝手にそんな風に思ったいたものだから

ほんわか陽気に眺めていると

「ワビスケ一輪」の気分になれず

ちょっと元気ワビスケ!?!

そんな角度もありなのかと語りかける

返事などなくただただ咲くだけ・・
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大人には事情がある?

ドテドテの地表に健気に咲いている花

その汚れた借り物の地球を
守ろうとしている少女のようだ

経済の中心にいる(あえて!)者どもは

大人の事情があるのだとムキになる・・オイ!

大人の事情をわかり口を噤むってぇのは忖度でしょうが

こんなことを少年少女たちに言わせていることが情けない

ところで大人の事情って?

ややこしいことを横に置いてみると・・
わけのわからないお金の臭いが・・なのか・・?!?
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自由に咲いて

久しぶりに意思を持った花を見た気がした

純粋なな日差しを選んで花を咲かせ

選び取った自由は優雅さをくれたようで

忘れかけている自由はまだここにはあったのか・・

「どうですか・・ここは住みやすいですか?」

聞いてみたかったけど・・

そんなことは自分に聞いてみることなのだろう

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豊かな時間

雑木林の中に無造作に置かれたテーブルと椅子

誰も使うこともなかったように

色とりどりの落ち葉が散ったままに

自然が・・自然のままに・・

温かなものが広がっていく

しばらく眺めて温かさをもらい

また増えた落ち葉には触れずに・・

眺めるだけの静かで豊かな時間

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すべてを忘れて・・

温かな日差しの中で枯葉の音がパサッパサッと

思わずぴくっとして振り返る

遠くご婦人が二人ベンチに腰掛けて

都会を少し離れると別世界

すべてを忘れさせてくれるような澄んだ空気

忘れたいことなど・・もうないのかもしれない

・・・・・・

ふたたび背を向けて・・いまへ・・

ひとかけらの忘れらないことを持って
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黄色の木下で

遠目からもきらきら輝いて見えて

そうそう・・この黄色の世界!

今年はケヤキの黄色を見ずじまいだったけど

桜並木が黄色に染まり・・珍しい・・な・・

黄色信号の桜・・いやいや赤信号の桜でしょ

桜が悪いわけでもないのに・・汚名を着せられた感が

来年の春には純な桜が見たいものだと

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いつの間にか

遅い紅葉・・探しながら歩く

思いがけずに・・いつも通り咲く山茶花と出会う

もうなのか・・やっとなのか・・

突然の登場で複雑な気持ち・・気持ち間に合わず?!?

冬至間近の低い日差しに花は・・

透明感をもらったり影になったり

冬の懐かしい景色が始まっていた

木々はまだ黄色や赤・・紅葉真っ盛りだったけど
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忘れ物せずに

赤い紅葉を今年は見られるのだろうか・・

秋半ば物足りない思いを抱きつつそう思っていた

遅くはなったけど赤や黄色の紅葉を見たらほっとした

春の桜と秋の紅葉を見ないことには

忘れ物感を持ったままのの一年に

新しい埋立地で過ごした頃はそんな思いがあった

歩いているだけで観ることのできる自然へ

むくむくと感謝の気持ちが沸いてくる
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12月に咲く

チロリアンランプ・・このブログを始めた頃知った花

ランプという名がぴったりで珍しくすぐ名前を覚えた

不思議なことにこの花の前に立ったとき

「なんという名前なのですか?」と何度か聞かれた

いまだにそうは広まってはないのか・・

春夏秋冬・・いつでも見かけるような気もするけど

クリスマスカラーの此花・・いまが一番似合う気がする

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今・・十月桜

小さな木の細い枝に・・小さな花

十月桜という札だけが大きく目立つ

それだけに小さな花が健気で愛らしい

遅くやってきた季節の変わり目

良かったのか悪かったのか

赤や黄色の木々の葉の横で

桜の花びらの季節はずれ感

だから・・十月桜・・小さな強さ
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