四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
花のような実
マユミの実弾けて・・
ある時までこのピンクの実を花だと思っていた
花びらから覗く赤い種を見て・・実と気づく
以来この実は私の種ベストテン上位
そう思いながら見ていると・・
約一名・・この実を好きな方がいることに気づく
仲間意識が芽生え・・コゲラ来訪を待つ
そんな間にこの実を写して
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水面を染める色
静かに真っ直ぐに右から左へ左から右へ
目の前を凄いスピードで通り過ぎていく
水面を染める赤や黄色・・緑の木々の色
その色を割っていく白い線が模様を描く
心地よさそうなカモたちも美しい
それ以上に眺めいってしまう色模様
その色の中で鳥たちは入れ替わり立ち替わり
庭になったり数羽になったり・・
鳥たちは飽きることなく
見てるこちらも飽きることなく
時折飛び立つ水の音が・・
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時を眺める
ありがたいことに・・通り過ぎたのは老夫婦だけ
後は静かに赤や黄色に包まれていた
鳥・・がいる?・・ガサガサというい音が
枯葉の散る音が思う以上に大きなことにに気づく
自然の音・・自然の色・・そして自然の時の流れ
深呼吸が心地よい・・ちょっと背伸び
先を急ぐことも忘れ・・急ぐことなど何のないので
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マユミの実が弾けて
いつか会える・・
コゲラがこのマユミの実が好きなのを知っているから
マユミが実を結んだ頃から様子を見に来ていた
少し前にはまだ実が弾けてはなかったので
コゲラの声もドラミングも聞こえなかった
それでは少し待とうと・・首は長くなったけど!
夕暮れ間近マユミの木の下でギギーッと言う声を聞いた
さぁ待つぞ!っと気合を入れたとたんやってきた
それも二羽お揃いで!!かえって迷ったけど
ドラミングコゲラより少しエレガント!?!
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野にダイヤモンドの輝き
年前ガガイモの花に出会ってから
この実を見てみたいと思い続けてきた
花に出会えても実には成らないのか出会えない
ところがようやくたった一つだけれど
夏に出会ったガガイモが実を結んだ
もうすでに割れて少しの種を残し飛んでいったよう
蔓を巻いたところには何もなく葉の陰に一つ
もまたここに通いつめるかな・・
野のダイヤモンドの輝きを探しに
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ガマズミの実はおいしくない?
ガマズミの実が秋の風景に馴染んでいた
秋の初めようやく赤くなった頃
そして冬になり葉を落としても
赤い実はその季節に似合い
木々の実がなくなっても変わらず・・ということは
ガマズミの実は鳥たちに食べらずにそのまま?
実はおいしくない?・・そうだとしたら
それはそれでいいことだと喜んでいる
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青い空に届くように
雲ひとつない青い空
雨続きにも負けなかった混ざりけのない黄色
一人いない木の下で見上げれば
時などあることさえ忘れそうな不思議な空間
そこへ突然可愛い侵入者
空に届くような声で鳴き始める
まるで見ている者など目に入らぬように
青空の向こうに届いたのを確認できたのか
しばらくするとすっーと飛び立っていった
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