人島に持って行くとしたら…
考えるまでもありません。
パソコン、です。
それ以外に考えられませんて。 . . . 本文を読む
今さら、GODZILLA? と言う気もしますがねえ。
どうしても、書きたくなりまして。
昨日、やっと、録画していたGOZILLA を観ました。
DVDに焼き付けるべき作品だと思っていたわけですよ。 . . . 本文を読む
一家団欒の食事後、由香里と母親が風呂に入った。
「由香里一人で入らせると、カラスの行水なんですよ」
と、言い訳をしつつも、嬉しそうな母親だった。
「中三にもなるというのに、困ったものです。由香里は実に甘えん坊でしてな、お恥ずかしい限りです」 . . . 本文を読む
「このたまご焼きはね、由香里が作ったんだよ。先生、好きだもんね。砂糖を入れてあるから、あま~いよ」
「そりゃあ、ありがとう。嬉しいよ、ホントに」
「そうか、そうか。由香里のお手製か。それじゃあ、お父さんもご相伴に預かろうかな」 . . . 本文を読む
しかし彼には、十分すぎるほどの衝撃的な行為だった。
未だ若い彼の理性が吹き飛んだ。弾けとんだ。
「せんせっ、せんせっ、スキなの‥‥」
由香里の口から、吐息交じりの声が漏れる。
由香里にしてみれば、キス体験のつもりだった。
しかし今、彼はそれ以上の領域に入り込もうとしている。
由香里の心に、恐怖感に近いものが渦巻いた。
「お母さん、そろそろ夕食の支度に入ったらどうだ。
今夜は、ここで風呂に入るとに . . . 本文を読む
「由香里ちゃん、入りますよ」
ドアがノックされ、母親の声が聞こえた。
彼の慌てようとは裏腹に、由香里はすました顔で答えた。
「はあ~い、どうぞ」
コタツから抜け出す間もなく、母親の顔が覗いた。
「由香里ちゃん、ケーキ食べるでしょ? あらあら、そんなせまい所に。
せんせい、由香里が、またわがまま言ったんでしょ?
ごめんなさいね、ほんとに」
咎める様子もなく、いつものにこやかな表情でケーキを差し . . . 本文を読む
自宅の部屋とは打って変わって、キャラクター商品が所狭しと飾られている。土間側の窓には、アイドルグループのポスターとそのカレンダーが貼り付けてある。その反対側にも窓があり、この家には不似合いなアルミのサッシだ。女の子らしく、レースとピンク系のカーテンが取り付けられている。 . . . 本文を読む
忙しなく動き回る母親に対し、父親は手持ち無沙汰だった。話し掛けようにも、彼もまた母親の手伝いで忙しく動いている。由香里は、部屋から一向に出て来ない。ドアの外から声を掛けても、生返事が返ってくるだけだった。仕方なく、お千代婆さんを話し相手にと庭先に出てみたが、家に立ち戻ったのか居ない。 . . . 本文を読む
戸口から広々とした土間に入ると、左側に大きな部屋がある。その奥には仏間があり、その二つの部屋に縁側がある。そこから、燦々と陽光が差し込んでいた。右側に小さな部屋があり、「ここ、由香里の秘密の部屋なの。お父さんもお母さんも、入室禁止にしているの。でも、先生だけには、入室を許可してあげるね」と、嬉しそうに指差した。 . . . 本文を読む
「あらあ。いま、おつきかねえ」
家の中から、しわがれ声がした。姉さん被りのお婆さんが、のっそりと出て来た。
「お千代さん、こんにちわ。いつも、済みませんねえ。これ、詰まらない物ですけど。それと、これ」 . . . 本文を読む
昼少し過ぎに、目的地入り口に着いた。
支流の川沿いにもう少し走るんですよ、と母親が告げた。
山の中腹にある、人口が百人程度の小さな村だった。
山の斜面に人家が点在している。
右手を見れば、深い切り立った崖の下を川が流れている。
ごつごつとした岩の間を縫うように流れている。
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途中立ち寄ったサービスエリアで買い求めた缶ビールで、ほろ酔い気分の父親は饒舌になっていた。
「もっとも、あれの相性が良かったことも、ありますがね」
「何ですよ、お父さん。そんなことまで、お話にならなくても」
少し顔を赤らめながら、母親が窘めた。
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