人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

チケット売り切れ?!~ラ・フォール・ジュルネ・オ・ジャポン

2011年03月21日 20時16分59秒 | 日記
21日(月・春分の日)その2.雨の中、ラ・フォール・ジュルネ・オ・ジャポンのチケットを買いに再び渋谷の”チケットぴあ”に行った。目標は4公演追加。しかし、手に入ったのは2公演のみ。残り2公演は「ぴあでの取り扱いは終了しました」という。あとは4月2日の一般発売に賭けるしかない。こうなったら根性だ!

時間がいっぱいあるので「タワーレコード」に行ってみた。CD棚を端からクルージングしていくと「MARTHA ARGERICH AND FRIENDS LIVE FROM LUGANO 2010」の文字が目に入った。ピアニスト:マルタ・アルゲリッチは最近、室内楽に重点を移し、ルガーノで気の合った仲間たちと演奏会を開いている。その最新の3枚組ライブCDだ。

収録曲を見るとシューマンの「バイオリン・ソナタ」「アダージョとアレグロ」、ショパンの「ピアノ協奏曲第1番」、リストの前奏曲、コルンドルトのピアノ五重奏曲などが入っている。迷うことなく購入した。すでにCDは4,000枚持っているのだから、もう買う必要はない、と思うのだが、つい買ってしまう。病気だ。

家に帰ってさっそく聴いてみた。まだ1枚しか聴いていないが、アルゲリッチは健在だ。ショパンの協奏曲なんていったい何回録音しているのだろう?指揮者も違うし、オーケストラも違う。スタジオ録音かライブ録音かも違う。かなりの種類のCDを持っているが、CDはCDだ。彼女の本当の良さは生演奏を聴かなければわからない。とは分かっているものの買ってしまう。やっぱり病気だ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シンディ・ローパーも、野田秀樹も、市川団十郎も、公演決行!

2011年03月21日 10時11分53秒 | 日記
21日(月・春分の日)。今朝の朝日「文化面」に「シンディ・ローパー来日公演で募金」の記事が載った。来日を中止するアーティストが相次ぐ中で、シンディは予定通り3日間のコンサートを決行した。本人の希望でロビーには募金箱が設けられた。記者のインタビューに「私を迎えている日本に背を向けて帰るなんて考えられなかった」と心情を語っている。募金に応じた人は「気持ちは落ち込んでいたけれど、圧倒的な歌声に前向きな力をもらえた」と語っている。

同じ「文化面」に劇作家・演出家の野田秀樹が、地震発生で休演した「南へ」の公演を5日ぶりに再開したという記事が載っていた。「音楽や美術や演劇が不自由になった時代がどれだけ人間にとって不幸な時代であったか。劇場で守るココロというのは、人間の営みに欠かせない。日常の営みを消してはならないように、劇場の灯も消してはいけない」と語り、この日のチケット代をすべて義援金とすることを伝えた。

一方、今朝の日経のコラム「景気指標」には関口編集委員が「自粛ムードを断ち切ろう」というテーマで、歌舞伎座が銀座の新橋演舞場で19日から公演を再開したことを伝えている。役者の市川団十郎の「批判もあるだろうが、縮む心を広げるつもりで舞台に立ちたい」という決意を紹介している。

大震災から10日。被災地の皆さんの心情をわかろうなどと思うのは不遜だろう。「遠くで安穏と暮らしているお前に何が分かるか!」と一喝されるのが落ちだ。被災地の皆さんの心に寄り添いながらも、そろそろ自粛ムードから抜け出すことを考えてもいいのではないか。気持ちが暗くなる一方では何の展望も見えない。

いまマーラーの交響曲第2番「復活」を聴きながらこれを書いている。オットー・クレンペラー指揮バイエルン放送管弦楽団・同合唱団、ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)による演奏。第5楽章は「クロプシュトックの賛歌”復活”に従って」と題された女声と合唱による楽章である。その一節にある。

「生まれ出たものは滅びなければならぬ、

滅びたものは蘇らなければならぬ、

おののくことを止めよ! 用意せよ!

生きるための用意をせよ!









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする