28日(月)その2.最近観た映画から。飯田橋ギンレイホールでブルガリア映画「ソフィアの夜明け」を観た。物語は、歴史的背景からトルコに反感が根強いブルガリアを舞台にして、孤独な青年芸術家がトルコ人少女と出会い、希望をつなごうとするが、少女の両親によって結果的には引き裂かれてしまうといったものだ。
物語の最後の方で、少女を失った青年が夜明けの大通りを歩くシーンがあるが、そこに悲しげな音楽がピアノ・ソロで流れてくる。直感で「バロック音楽」と思ったが、さて、アルビノーニのオーボエ協奏曲のようでもあるし、マルチェルロのオーボエ協奏曲のようでもあるし、でもピアノのソロだし、違うかな・・・・と映画が終わるまで分からなかった。最後にタイトルロールが流れ、配役の次に映画の中で流された音楽が紹介された。それを見て「えっ、まさか?!」と思った。そこには「Concert BWV974」とあった。BWVとはバッハ作品番号のことである。つまりバッハが作曲した協奏曲ということである。
どうしても納得できないので、家に帰ってアルビノーニ、マルチェルロ、バッハのCDを引っ張り出して聴いてみることにした。最初に思い当たる節のあるハインツ・ホリガーの演奏する「オーボエのための協奏曲集」をかけてみた。すると、マルチェルロのオーボエ協奏曲ニ短調「ベニスの愛」の第2楽章「アダージョ」と同じメロディーであることが分かった。なぜバッハの曲と紹介されたのかはCDブックレットの解説を見て納得した。「J.S.バッハはこの曲をハープシコードのためにアレンジしている(BWV974)」。バッハを演奏するのに当時はハープシコード、いまはピアノだ。これで納得した。映画はおもしろい。どんな音楽が使われているかを探求するのは楽しい。
物語の最後の方で、少女を失った青年が夜明けの大通りを歩くシーンがあるが、そこに悲しげな音楽がピアノ・ソロで流れてくる。直感で「バロック音楽」と思ったが、さて、アルビノーニのオーボエ協奏曲のようでもあるし、マルチェルロのオーボエ協奏曲のようでもあるし、でもピアノのソロだし、違うかな・・・・と映画が終わるまで分からなかった。最後にタイトルロールが流れ、配役の次に映画の中で流された音楽が紹介された。それを見て「えっ、まさか?!」と思った。そこには「Concert BWV974」とあった。BWVとはバッハ作品番号のことである。つまりバッハが作曲した協奏曲ということである。
どうしても納得できないので、家に帰ってアルビノーニ、マルチェルロ、バッハのCDを引っ張り出して聴いてみることにした。最初に思い当たる節のあるハインツ・ホリガーの演奏する「オーボエのための協奏曲集」をかけてみた。すると、マルチェルロのオーボエ協奏曲ニ短調「ベニスの愛」の第2楽章「アダージョ」と同じメロディーであることが分かった。なぜバッハの曲と紹介されたのかはCDブックレットの解説を見て納得した。「J.S.バッハはこの曲をハープシコードのためにアレンジしている(BWV974)」。バッハを演奏するのに当時はハープシコード、いまはピアノだ。これで納得した。映画はおもしろい。どんな音楽が使われているかを探求するのは楽しい。