人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

クラシック・コンサート再開相次ぐ~今夕、予定通り新日本フィル演奏会決行

2011年03月24日 06時59分55秒 | 日記
24日(木)。今朝の日経によると公演キャンセルが相次いだ中で、読売日本交響楽団は19,20日の下野竜也指揮の演奏会から活動を再開し、会場に募金箱を置いたほか、チケットの売り上げからも100万円を寄付したという。今夕は小泉和裕指揮新日本フィルの演奏会が予定通り東京芸術劇場で決行される。これまで3月だけで7回キャンセルになってしまったが、やっと生の演奏会を聴くことができる。多分、東日本大地震の被災者義援金募金箱が設置されるだろう。趣旨に賛同したい。演奏会の様子はブログで報告する。

昨日、定期会員になっている東京交響楽団から1通の封書が届いた。26日(土)の「第587回定期演奏会の出演者・曲目変更のお知らせ」である。それによると「当日の指揮者で東響の音楽監督ユベール・スダーンとピアニストのアレクサンダー・ガブリリュクが、震災にともなう渡航自粛勧告により来日不能になった。急きょ、指揮者を小林研一郎に変え曲目も変更して開催したい」となっている。

当初予定されていたプログラムは、ベルリオーズの「テ・デウム」をメインに、リスト「オルフェウス」、フランク「交響変奏曲」だったが、モーツアルト「レクイエム」、ベートーベン「交響曲第3番”英雄”」に変更される。「レクイエム」は、ソプラノ:森麻季、メゾ・ソプラノ:竹本節子、テノール:福井敬、バリトン:三原剛と、いずれも日本の音楽界では最高レベルの歌手陣がソリストを務める。

演奏曲目といい、演奏家といい、今回の公演の趣旨に最も相応しい選択だと思う。「お知らせ」には「キャンセル・払い戻しの希望者は申し出てほしい」旨が書かれていた。しかし、キャンセルする人がいるとは思えない。せいぜい「小林研一郎がしつこくて嫌いだ」と思っている人ぐらいだろう。モーツアルトが聴けるのだ!これ以上何を望むというのか?!

それにしても「渡航自粛勧告」があったから来日しないアーティストって、ちょっと情けないかなと思う。福島の原発問題で不安な気持ちはわからないではないが、東京で公演するのだ。それほど日本は海外から恐がられているのか?!本当は、来日して復興支援コンサートの形で公演してほしかった。

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