人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

AERA~防護マスク写真を掲載

2011年03月29日 17時35分06秒 | 日記
29日(火)その2.けさの日経に「”AERA”連載 野田さんが終了~”放射能がくる”表紙抗議」の記事が載った。それによると、劇作家・演出家の野田秀樹氏が週刊誌「AERA」(朝日新聞出版)で執筆してきた連載「ひつまぶし」を打ち切ったとのこと。28日発売の同誌4月4日号で明らかにしたという。同誌が19日発売の3月28日号の表紙に「放射能がくる」のタイトルで防護マスクの写真を大きく掲載したことに対し、野田氏は4月4日号の連載上で「面白半分で人々を煽るような次元のこととは違う」などと抗議、「この回をもって終了させていただくことにしました」と表明したという。記事は、同誌の表紙をめぐって「恐怖心をあおっている」などの苦情が多数寄せられたため、編集部がインターネット上で謝罪していた、とも書いている。東京新聞朝刊にも同様の記事が載っていた。

問題になっているAERAの表紙を朝日新聞紙上の広告で見たが、「これを福島の人が見たら、一体どう思うだろうか?」と非常に疑問を感じた。野田氏の抗議は理解できる。朝日新聞出版は自戒したからこそネット上で謝罪したのだろう。しかし、けさの朝日新聞はこの件について一切報道していない。度量の大きい朝日ともあろうものが、どうしたことか?夕刊に勇敢な決断を!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今こそ音楽の力を~海外の音楽界も被災者支援演奏会

2011年03月29日 07時12分49秒 | 日記
29日(火)。昨日の日経に「被災者を支援 各国で演奏会」の記事が載った。記事によると、ベルリンでは29日「救済募金コンサート」が開かれる。前半はバレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団によるチャイコフスキー第6交響曲「悲愴」、後半はラトル指揮ベルリン・フィルによるブラームス「第4交響曲」が演奏される。どちらも被災者の感情に寄り添ったプログラムだ。ドレスデン国立歌劇場では4月7日に専属の合唱団が「日本の震災犠牲者のための慈善演奏会」を開く。ヘルシンキでも4月24日「被災地の音楽活動支援」を目指す演奏会が開かれる。

3月26日、仙台フィルが市内のお寺で演奏会を開いた(27日。朝日)。演奏側も聴衆側も被災者である。最後は皆で「ふるさと」を合唱した。「志を果たして いつの日に帰らん 山は青き ふるさと 水は清き ふるさと」。彼らの気持ちを想うといたたまれない。

読売日本交響楽団は19、20日に定期演奏会を開いた(28日。朝日)。プログラムの前にバッハの「G線上のアリア」を演奏し、1分間黙祷した。指揮者の下野竜也は「いまこの時期に、オーケストラがどんなメッセージを発信することができるか可能性を探りたい」と聴衆に語りかけたという。

今朝の日経には「NYで復興支援ライブ」の記事が。記事によると、東日本大震災の復興をニューヨークで支援する一連のライブ「コンサート・フォー・ジャパン」が27日夜、始まった。4月9日まで5回公演するという。オノ・ヨーコ、坂本龍一、矢野顕子らの世界的に活躍するアーティストが出演する。ライブの収益金はすべて米国最大級の日米交流団体「ジャパン・ソサエティー」に寄付されるという。

こうした中、時おり新聞の案内広告に「公演中止のお知らせ」が載る。主に海外からの演奏家が来日できなくなったために中止するというケースだ。先日の東京交響楽団のようにプログラムを変え、指揮者もソリストも日本人に変えて、それでも満員の聴衆を集めるようなコンサートをやるんだ!という根性がほしい。



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする