人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

今日はモーツアルトのピアノ・ソナタK.457の完成した日

2011年10月14日 07時00分30秒 | 日記

14日(金)。昨夕は,新しい飯野ビルから地下通路がつながったことから,お客が当ビルに流れてくるのかどうかを確認するという名目で,地下の串焼きRでE部長とK君と飲みました.この日が私の誕生日だったこともあって,E部長が新しい新潟銘酒「きりんざん」の封を切ってくれました.1時間という約束で飲み,1升ビンの半分以上を空けました.解散後,地元のケーキ屋に寄って自分のためにケーキを買って帰りました.こういうのって淋しいよね

  閑話休題 

今日はモーツアルトのピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457が完成した日です  1784年10月14日のことです。翌1785年に幻想曲ハ短調K.475と共に「ピアノフォルテのための幻想曲とソナタ」として出版されました。モーツアルトの作曲したピアノ・ソナタのうち短調の曲はソナタ第8番とこの第14番のみです。

第1楽章「モルト・アレグロ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「アレグロ・アッサイ」の3楽章から構成されていますが、短調という性格もあってか、激しく劇的な展開を見せます。幻想曲ハ短調K.475と共に出版されたことから、モーツアルトはこの2曲を一つの作品として考えいていたという説があるそうです

忘れられない演奏は、フランスの女性ピアニスト、アンヌ・ケフェレックが一昨年、リサイタルで弾いたK.457とK.475の連続演奏です。深い味わいのある、感動的な演奏でした 彼女はCDでモーツアルト・アルバムを出しています。この2曲のほかにロンドイ短調K.511、幻想曲二短調K.397、デュポールのメヌエットによる変奏曲K.573が収録されています

久々にそのCDを出してみて,リサイタル当日にサインをしてもらった時のことを思い出しました.サインには2009年3月12日の日付が入っています.場所は浜離宮朝日ホールです.いつものように,やや後方通路側の席を確保していたので,アンコールが終わるや否やすぐにロビーに行ってサイン会のために並びました.何と先頭ですしばらく待っているとケフェレックが登場しました.買ったばかりのモーツアルト・アルバムCDを手に,さあサインがもらえるゾと期待していたら,なかなか始まりません.というのは,ケフェレックの親しい友人らしい日本人の中高年女性2人がケフェレックに話しかけて,フランス語でぺチャクチャ話し続けてなかなか止めようとしなかったのです 途中,ケフェレックもサインペンを片手に「お客さんが並んでいるから,また後で・・・」といった対応をしたのですが,なかなか止みません.そのオバサンたちは”外国人離れした非常識者”だと思いましたが,そばに主催者側のスタッフが3人もいたのに,誰もオバサンの暴挙を止めようとしなかったのです ケフェレックには何の罪もないのに,彼女のイメージダウンに繋がります.関係者に猛省を促したいと思います

その時のコンサートは前半がモーツアルト,後半がショパンでした.そしてアンコールにヘンデルの「メヌエット」を弾いたのですが,これが背筋が寒くなるほど感動を覚える美しい曲でしたほんの5分もかからない短い曲です.その後,昨年11月17日に銀座の「王子ホール」でショパンを中心とするリサイタルがあったので,聴きにいきました.その際にヘンデルの「メヌエット」を収録したCDにサインをもらい,感激して帰ってきました.

彼女の演奏は、ショパンもいいし、モーツアルトもいいし、ベートーベンもいいし、バッハやヘンデルもいいし、ラヴェルやサティもいいし、何を弾いても素晴らしいと思います。彼女の弾いたCDはほとんど揃えています

是非また日本に来てリサイタルを開いてほしいと切望します

 

        

 

 

 

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