18日(火).昨日,今度新しくオープンするイイノホールの関係者(Kさん,Hさん)が来社され,新ホールで開かれるオープニング公演の招待券をお持ちくださいました チラシによると,「イイノホール・オープニング公演 深沢亮子と若きアーティストたち」と題するコンサートで,10月25日(火)午後7時から内幸町のイイノホールで開かれます.
メイン・プログラムは深沢亮子のピアノ,永井公美子のヴァイオリンによるベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ”春”」です.Kさんによると,イイノホールは旧ホールの時から,若い演奏家や落語家を育ていくというコンセプトがあるとのことで,この公演も若い演奏家たちが出演します.勉強不足の私には一人も名前がわかりませんが,以下のようなメンバーが次のような曲を演奏します
小沢麻由子(ピアノ):ショパン「雨だれ前奏曲」ほか,海野幹男(チェロ):バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」,千田悦子(ハープ):リスト「夜鳴きうぐいす」ほか,佐々木和葉(バレエ),海野(チェロ),千田(ハープ):サン=サーンス「白鳥」,そして”トリ”が深沢+永井によるベートーヴェンの「スプリング・ソナタ」です
イイノホールが若手を育てていこうとする姿勢については,私がすでに購入してある江副育英会コンサート(12月18日.同ホール)もそういうコンセプトなので,よく理解できます 一民間企業の事業としては素晴らしい取り組みだと思います 一種の”先行投資”だと思いますが,”先行投資”とは”採算度外視”のことですから,経営側としては大きな決断でしょう.ひとつの社会貢献事業だと思います
Kさんの説明によると,深沢亮子さんは旧イイノホールの時から,ホールのアドバイザー的な存在だったようで,今回の新ホールのオープンに当たって,ホール備え付けのピアノにスタインウェイを選定したのも深沢さんだったそうです 先日,ホールを見学させてもらった時に,舞台中央にドーンと鎮座していました 「ベーゼンドルファーでなくていいんですか?」と訊かれて「スタインウェイでイイノ!」と答えたとか・・・・・・山田くーん,座布団1枚取ってくださーい
この公演は入場料:全自由席4,000円で,CNプレイガイド,東京文化会館チケットサービスなどで取り扱っているとのことです
座席数500のこのホールの残響時間は反響版を入れて1.5秒ということです.演奏もさることながら,楽器としてのホールも楽しんでこようと思います