人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「サラリーマンNEO劇場版(笑)」を観る~NHKらしからぬNHKしか出来ない映画

2011年11月05日 07時14分15秒 | 日記

5日(土).最近観た映画から.新宿ピカデリーで「サラリーマンNEO劇場版(笑)」を観ました業界5位のビール会社,NEOビールに入社した新城(小池徹平)は,こてこての阪神ファンの課長・中西(生瀬勝久)に振り回されながらサラリーマン生活を送っています.ある日,5年も契約が取れない営業の川上(沢村一樹)ら個性的なメンバーが揃った営業一課に配属されます.企画会議で新商品の開発を提案すると,それが通ってしまいます.ところが,その情報がライバル社の大黒ビールに流れ,企画を横取りされてしまいます.さて,新城が中心となって打ち出した起死回生の方策は

「サラリーマンNEO」はNHKの深夜番組として知る人ぞ知る番組ですが,平均視聴率は5%に満たないといいます.映画の中でそう言っていました.それはそうでしょう.私だって1~2回しか見たことがありません.それが,まさかの映画化とは・・・・主役の生瀬らもこの企画を聞いたときはキツイ冗談だと思ったようです 私がこの映画を観ようと思ったのは,いわゆるお笑いタレントが出演していないお笑い映画だからです.今の日本のテレビ番組を見ると「お笑い芸人の,お笑い芸人による,お笑い芸人のための」番組がいかに多いことか.番組表を見ただけでうんざりします.よくもこんなアホ番組のスポンサーになる会社があるものだ,と感心します

この映画はとにかく面白いです とくに阪神ファンには胸のすくようなシーンもあって堪えられない面白さです

もう一本,飯田橋ギンレイホールでフィンランド映画「ヤコブへの手紙」を観ました 刑務所を出所したレイラは,盲目のヤコブ牧師のために手紙を読んで,返事を代筆する仕事に従事します.心を閉ざしたレイラに対し,ヤコブはやさしく接します.ところが,ある日突然,手紙が途絶えます.レイラが井戸の中に捨ててしまったのです.目の見えないヤコブはそうとは知らず,みるみる元気を失っていきます.それを見かねたレイラは,届かない手紙の代わりに自分の物語を聞かせます.姉の主人が姉に暴力を振るっているのを見かねて殺してしまった.私は許されるだろうか,と.そして,ある日突然,ヤコブは床に倒れ息を引き取ります テーマは慈愛でしょうか

この映画で流れていたクラシック音楽が2曲あったと気がつきました.一つはクライスラーの小品ともう一つはショパンの「舟歌」だったような気がします.ところが,後でスクリーンで紹介された”使用音楽”を注意して観ていてました. クライスラーなど流れていなかったのです.しかも,ハイドンの弦楽四重奏曲,ショパンの「ノクターン」「舟歌」など5曲位が紹介されていました.いったいどういうシーンで流れていたのか,まったく思い出せません.全体に静かなトーンの映画なので,バックに流れる音楽も静かに流れていたのだと思いますが,それにしても,ハイドンにもショパンの「ノクターン」にも気がつかなかったのにはショックです 悔しいです.時間さえあれば,もう一度同じ映画を観て,確かめてみたいとさえ思います

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする