人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「怖い作曲家?」の思い出~今日はシューベルトの命日です

2011年11月19日 06時45分18秒 | 日記

19日(土).昨夕はE部長,T君,K君と地下のR,次いでOで飲みました.何時に帰ったのか覚えていません

という訳で,今日はフランツ・シューベルトの命日です。1828年11月19日死去、31年の生涯でした.彼はドイツ・ロマン派初期に600曲以上の歌曲を残し,”ドイツ歌曲の王”と呼ばれています.彼は「アマデウス」の主役アントニオ・サリエーリの指導も受けました

モーツアルトの作品はケッヘルが作曲年代順に整理して振った「ケッヘル番号」が有名ですが,シューベルトの作品はオーストリアの音楽学者オットー・エーリヒ・ドイチュが振った「ドイチュ番号」(1951年)によって整理されています

混乱しているのは,交響曲の番号付けです.ウィキぺディアによると、古い番号付けでは,完成された7曲は順番に7番まで番号が振られました.このうち「未完成交響曲」は4楽章交響曲としては未完だが,2楽章は完成しており,非常に美しい旋律で多くの人に愛好されているため,交響曲第8番の番号が与えられ、「ザ・グレート」は第9番が与えられました

その後,国際シューベルト協会が1978年にドイチュ目録改訂で見直しを行い,第7番「未完成」,第8番「ザ・グレート」とされ、最近ではこれに従う例が多くなっているようです.

シューベルトというと、何故か、昔から敬遠気味でした。”シューベルトは怖い”というイメージがあるのです  その昔、「まぼろし探偵」というテレビ番組があって、ブラック・デビルという悪役が出てきたのですが、”怖い”のはブラック・デビルではなくて、花嫁衣装をきて出てきた女性だったのです  なぜ、その女性が怖かったのか、なぜ、それがシューベルトを敬遠することに繋がったのか、まったく思い出せません

多分、当時、学校の音楽の授業でシューベルトの歌曲「魔王」を聴いて、それが怖かったのを覚えているので、頭の中で記憶が交錯しているのかもしれません。

いずれにしても、クラシック音楽を聴くようになってからも、その”怖さ”が抜け切っていないのです。したがって、所有しているシューベルトのLP、CDは全部集めても100枚に達していないと思います

そんな中でも,好きな曲はいくつかあります.その一つが「ピアノとヴァイオリンのための幻想曲」です.晩年の1828年に書かれたこの曲は,供にボヘミア生まれでウィーンに住んでいた,カール・マリア・フォン・ボックレトとヨーゼフ・スラヴィークとの出会いが作曲の動機だったと言われています.要するにヴァイオリン・ソナタなのですが,シューベルト自身が「幻想曲」と名付けたように,美しく,幻想的な曲です

ミシェル・オクレールのヴァイオリン,ジュヌヴィエーヴ・ジョワのピアノの演奏によるCDで聴いています

 

                           

 

 

 

 

 

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