人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

1月14日はモーツアルト「弦楽四重奏曲第19番」「春への憧れ」が完成した日

2012年01月14日 07時08分24秒 | 日記

14日(土).昨日の日経夕刊に「NYフィル 携帯の音で演奏中断 客席で数分鳴りやまず」という記事が載りました 記事を要約すると,

「10日夜のニューヨーク・フィルのコンサートで,携帯電話のアラームの音が客席で鳴り止まず,指揮者のアラン・ギルバートが演奏を中断して注意を促し,最前列にいた年配の男性が携帯のスイッチを切ったのを確認してから演奏を再開した.今回ギルバートが演奏を中断したのは「(普通は騒音を無視するが)今回はひど過ぎて続けるわけにはいかなかった」,男性がすぐにスイッチを切らなかったのは「恥ずかしさで体が動かなかったのかもしれない」と語った.ネット上では「自分の携帯とは思わなかったではないか」との見方も出ている」

その時に演奏していたのは何とマーラーの交響曲だったとのことです.私も過去にマーラーの交響曲の演奏中に携帯のアラームが鳴り出し,指揮者が指揮台から転げ落ちて演奏を中断するのを目撃したことがあるので,またしてもマーラーかと驚いたのです.なぜ指揮者が転げ落ちたのかについては昨年5月6日のブログに書きましたので,ご覧下さい

  閑話休題  

昨日,会社帰りに神保町のチケットぴあでチケットを2枚買ってきました 1枚は3月31日(土)午後6時から東京文化会館で開かれる「オーケストラの日」コンサートです.目玉はヴィヴァルディの「四季」の4つの楽章を4つのオーケストラが交替で演奏することです.春=東京交響楽団,夏=神奈川フィル,秋=東京都交響楽団,冬=日本フィルで,それぞれのコンマスがソリストを務めます.1月11日発売開始なのに,ぴあではS席がソルド・アウト,しかたなく3階のA席を買いました

もう一枚は6月20日(水)午後7時からすみだトリフォニーホールで開かれる「ロイヤル・フランダース・フィル」のコンサートです.プログラムは①エルガー「チェロ協奏曲ホ短調」,②マーラー「交響曲第1番ニ長調」の2曲.指揮はエド・デ・ワールト,チェロ独奏はマリー=エリザベート・ヘッカーです.このオーケストラは何年か前にフィリップ・ヘルヴェッへと来日した際,トリフォニーホールで聴いていますが,その時の印象が良かったので迷わず買いました.こちらは1月12日発売開始だったので,1階中央ブロックの通路側が取れました

 

         

 

  再び閑話休題  

 

今日1月14日はモーツアルトの「弦楽四重奏曲第19番K.465”不協和音”」と歌曲「春への憧れK.596」が完成した日です

弦楽四重奏曲K.465は、自宅にハイドンを招いて催した試演会の前日(1785年1月14日)にウィ―ンで完成しました。後期10曲の弦楽四重奏曲の中で序奏を持つ唯一の曲で、この序奏が当時の理論からして間違った和声法によって作曲されているところから、「不協和音」と呼ばれています混沌とした靄の中から明るいロマン的なメロディーが立ち昇るところは、新しい時代の夜明けを感じさせます

一方、歌曲「春への憧れ」は1791年の1月14日、つまりモーツアルト最晩年の年にウィ―ンで完成しました。その直前に作曲された「ピアノ協奏曲第27番K.595」の第3楽章と同じメロディーです 歌詞はオーヴァーべック(1755-1821)という人が書きました。3分ほどの小曲ですが、モーツアルトは、春を待ち焦がれる気持ちを表した歌詞に、弾むような楽しい曲を付けています

普段よく聞くのは「弦楽四重奏曲K.465」の方がアルバン・ベルク四重奏団の演奏(1989年録音)で,「春への憧れK.596」がエディット・マティスのソプラノ,ベルンハルト・クレーのピアノ伴奏によるCD(1972年録音)です

 

         

 

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