28日(土).昨夕は、E部長の誕生祝会という名目で、S監査役、E部長、T君と地下の炭火焼き鳥Oで飲みました その後,串焼きRで飲みました
その後,あろうことか,隣のビルのKで飲みました
いくら金曜日だからといっても3件のハシゴはやりすぎでしょう,あなた
帰りの地下鉄で11駅乗り越しました.目を覚ましたのは「西高島平」・・・・どう見ても線路がこれ以上ないのです.つまり都営三田線の終点ということですね
今まで一番遠くて一つ手前の「新高島平」でした.今回,新記録達成!です
ということで,朝から頭痛が・・・・・
閑話休題
奥田英朗著「用もないのに」(文春文庫)を読み終わりました 奥田英朗(おくだ・ひでお)って、だれ?・・・・・「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」「最悪」「無理」「オリンピックの身代金」の著者といえば思い出していただけますか?
はっきり言って,読むと脱力する(笑)エッセイ集で,野球篇と遠足篇とから成っています 野球篇では北京オリンピックにおける星野ジャパンの試合観戦記「再び,泳いで帰れ」,憧れのニューヨークを見学した時の「アット・ニューヨーク」,楽天イーグルスの試合の模様をレポした「松坂にも勝っちゃいました」の3篇が,遠足篇では,「おやじフジロックに行く.しかも雨」「灼熱の”愛知万博”駆け込みルポ」「世界一ジェットコースター”ええじゃないか”絶叫体験記」「四国お遍路 歩き旅」の4篇が収録されています。いずれも40代半ばの”奥田おじさん”の奮闘ぶりが軽いタッチで書かれています
目次に見るような”話題の古さ”で単行本が2009年5月に文芸春秋社から出されたのは”ご愛嬌”として笑って済ませるとしても,今年1月10日に文庫本化されたのには,呆れて脱力してしまいました
こんな新鮮味のない内容の本をいったい誰が買うというのですか?・・・・スイマセン,私が買いました
なにせ単行本は高いし重いので
文庫本でなければ買いません、絶対に
奥田英朗のいいところは,ばかばかしいと思いつつも,思わず笑っちゃうところです 私はこの人の文章が好きです
例えば「世界一ジェットコースター”ええじゃないか”絶叫体験記」の一文を紹介すると・・・・・・
「見れば見るほどいやになってきた.悲鳴はほとんど聞こえない.たぶん歯を食いしばることしか出来ないのだ.ほんとに,誰がこんなものを考えたのか.酔狂にもほどがある.NASAの訓練だってここまではやらないだろう.「これって娯楽なんですか?」隊員の一人が,もっともな疑問を口にした.同感である.人は何故,金を払ってわざわざ恐い目に遭おうとするのか.くれよ,金.会話が途切れると,各自ため息をついた.「死ぬことはない」と互いに励まし合う.が,「心臓発作で死ぬケースはあるみたいですよ
」と言いだすバカがいて,一気に気持ちは沈む.人妻隊員2名は心から憂鬱そうだ.「ここで引き返すと自分に負けた気がする
」と殊勝なことを言って,迫り来る恐怖に耐えている.お肌に悪そうである」
この文章でいいのは「くれよ,金」と「お肌に悪そうである」の2箇所.私には思いつかないフレーズです.話題が古くても”読ませる”文章だと,思わず笑っちゃうのです 気軽に読める本ですが,電車の中で読んでいて吹き出さないように気をつけましょう。お肌に悪そうです
ということで,これを書いている最中,関東甲信地方で地震がありました.東京は・・・・震度2かな,3かな,ジシンないな・・・・と思っているとテレビで震度3と言っていました.ああシンド