5日(金)。一昨日の午後8時ごろ、飲み会から帰る途中、地下鉄都営三田線・神保町駅に着いた時のことです。ドアから電動車椅子に乗った女性が駅員のサポートによって乗車してきました。顔を見てハッとしました いつも朝、反対方向から西巣鴨駅までその車椅子で来て、改札まで下りるエレベーターに乗る人だったからです。その日の朝は冷たい雨が降っていて、アラフォーの彼女は傘をさして車椅子に乗っていました
こちらは飲み会でいい気分で帰る途中なのに、夜8時まで残業だったのだろうか?大変だな、と重い気持ちになりました 晴れた日はまだ良いとして、雨の日は本当に苦労が多いと思います。現在では駅でも道路でもかなりバリアフリーが進んできましたが、まだまだ不便な所も多いと思います。途中でバッテリーが切れたりしなければいいが、と心配になりました
彼女を見ていて思ったのは、自分の足で歩くことが出来るのはどんなに素晴らしいことか ということです。そういうことを再認識した上で、これからも”二度と戻らない人生”を悔いのないように生きていこうと思った次第です
閑話休題
昨日の朝日朝刊に「フェスティバルホール祝う 大阪・中之島で開業記念式典」という記事が載りました。記事によると、建て替えのため休館していた大阪・中之島のフェスティバルホールが3日、開業記念式典を迎え、招待客ら約1,000人が門出を祝ったとのこと
驚いたのは、旧ホールで202公演と最多出演だったのがシンガー・ソング・ライターのさだまさしさんだったことです。「旧ホールの見事な音は、神様がつくった奇跡的なホールだと思いました。新ホールはどんな音がするのか楽しみです」と祝辞を述べたとのこと 採算ベースから言えばクラシックよりポピュラーなのでしょう。現実は厳しいですね。ただ、「下野竜也指揮大阪フィルが記念演奏を行い祝典を彩った」とありますから、やぱりクラシックがなけりゃな、と思いました
ホームページによると、新ホールは2,700席、残響は2.2秒とのこと。サントリーホールが2.1秒なのでほぼ同じ残響時間です。残念ながら一度も旧ホールで聴いたことがありません いつかの機会に是非、新ホールでクラシックを聴いてみたいと思います。出来ればマーラーかブルックナーの交響曲を