人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

三浦章宏(ヴァイオリン)+清水和音(ピアノ)によるブラームス「ヴァイオリン・ソナタ」を聴く

2013年04月07日 08時52分10秒 | 日記

7日(日)。昨日は多忙な1日を過ごしました。新日本フィルの「トりフォニーホール・シリーズ」の定期会員の継続に当たり、現在の座席がS席の通路側でも相当後方の席なので、もっと前方の通路側に移りたかったのです この日の10時から座席変更の電話受付開始だったので10時ちょうどに新日本フィルに電話したのですが、電話が殺到しているらしく、何度かトライしたのですがダメでした 午後にやっとつながり、現在の席の5列前のセンターブロック通路側席を確保できました

神保町のチケットぴあに行って8月18日(日)にミューザ川崎で開かれる東京交響楽団の特別演奏会(佐村河内守「交響曲第1番」)のチケットを求めたのですが、この日が発売開始日だったにもかかわらず全席ソルドアウトとのことでした 残るは7月6日の東京フィル(東京芸術劇場)か7月21日の神奈川フィル(横浜みなとみらいホール)しかありませんが、、7月6日は新日本フィルの定期演奏会があるので、7月21日に横浜まで行く選択肢しかありません 嫌なコンマスさえいなければ躊躇なくチケットを買うところですが、大いに迷います。取りあえず、新宿のタワーレコードに行って佐村河内守の交響曲第1番のCDを買いました

 

          

 

  閑話休題  

 

爆弾低気圧により強風大雨注意報が出ていた昨夕、上野の東京文化会館小ホールでヴァイオリン=三浦章宏、ピアノ=清水和音によるブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(全3曲)を聴きました三浦章宏はご存知の通り東京フィルのコンサートマスターです。私は東京フィル文京シビックシリーズの会員ですが、このシリーズの公演の時は必ず三浦章宏がコンマスを務めます また、清水和音は1981年に弱冠20歳でロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門で優勝し、その後の活躍が目覚ましい中堅ピアニストです。2011年8月には、デビュー30周年を記念してラフマニノフのピアノ協奏曲第1番~第4番とパガニーニの主題による狂詩曲の全5曲を一度に演奏する快挙を成し遂げました。私もこのコンサートを聴きましたが、すべて暗譜で弾きこなし、余裕さえ見せていました

 

          

 

全自由席なので早めに会場の入り口に並びました。確保したのはD列27番、前から4列目のやや右サイドの通路側です 小ホール約650席の7割位が埋まっている感じです。一旦ロビーに出てプログラムを読んでいましたが、三浦章宏氏の子息で、2009年にハノーファー国際コンクールで史上最年少の16歳で優勝した三浦文彰君がだれかと談笑していました。父親のリサイタルを聴きに来たようです

 

          

 

ブラームスはヴァイオリン・ソナタを3曲作曲しましたが、第1番はト長調、第2番はイ長調、第3番はニ短調の曲です

照明が落とされて、三浦、清水が登場します。しっかりした清水のピアノを背景に三浦の美しいヴァイオリンの音色が会場に響き渡ります この第1番は「雨の歌」という副題が付いていますが、ブラームス自身が作曲した歌曲「雨の歌」の主題が引用されているところから後世の人が付けたものです

ここで休憩が入ります。プログラムだけではどこに休憩が入るのか分からないので、聴衆は「えー、もう休憩?」という反応です まあ、3曲しかないのですから、あまり選択肢はありませんがね

第2番イ長調は好きな曲です。伸び伸びとした美しいメロディーが心地よく響きます 三浦のヴァイオリンは本当に美しく、とくに高音部の伸びが素晴らしいのです。清水のピアノも高音部が実に美しく響きます

第3番ニ短調は一転、内省的な音楽が展開します。この曲でも二人の息はピッタリです

大きな拍手に迎えられ、三浦が「今日は、このような不天候(雨天候?)の中をようこそお出でくださいました。もう1曲、ブラームスをお聴きいただきます」と言って、アンコールに「スケルツォ」を力強くも美しく演奏しました さらにもう1曲、シューマンの「ロマンス」をロマンチックに演奏しました

 

          

 

幸い爆弾低気圧による強風大雨に遭わずに帰ってこられました。これが直撃していたら「雨の歌」などと悠長なことを言っていられませんでした

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする