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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ピアニスト、アルフレッド・コルトーの島~山口県沖に”孤留島”

2013年04月08日 07時00分00秒 | 日記

8日(月)。昨日は、映画に行きたかったのですが、身体が”今日ぐらい休ませてくれ”と悲鳴を上げるので、外は強風が吹き荒れていることもあり、家で過ごすことにしました

日経の土曜版「NIKKEIプラス1」は毎週「温泉食紀行」というシリーズを掲載していますが、6日は「ピアニストの愛した風景」と題して山口県の川棚温泉を紹介していました

いったいピアニストとは誰のことか?と思って読むと、フランスの著名なピアニスト、アルフレッド・コルトーであることが分かりました 記事によると、

「1952年、川棚を訪れたコルトーは、美しい風景に魅せられ、この島(厚島)を買いたいと申し出た。当時の村長は『永久に住むのであれば差し上げましょう』と快諾。コルトーはこの地への永住を望んだが、願いは叶わず他界 そうした思いにちなみ、厚島は『孤留島』と呼ばれるようになった。今ではコルトーが滞在した宿の跡地にホールができ、音楽祭も開催されている

どういう経緯でフランスのピアニストのコルトーが山口県の温泉に行ったのか分かりませんが、コルトーの意志を尊重した当時の村長の心意気というか、温泉だけに心温まる話です

という訳で、久々にコルトーのショパンのCDを引っ張り出してきました 「アルフレッド・コルトー ザ・グレート・ショパン・レコーディングス」という3枚組CDです。1934年~1943年にHMVに録音された音源のリマスター版です。ピアノ・ソナタ第2番、第3番、ワルツ、幻想曲、前奏曲、バラード、ピアノ協奏曲第2番(バルビローリ指揮ロンドン交響楽団)が収録されています

3枚とも聴きましたが、ワルツなどはかなり自由自在に弾いていて軽快そのものです 1943年5月24日の録音ですから、いまから70年も前の録音です。リマスターという技術は凄いと思います。時空を超えてコルトーのショパンが鮮明に聴こえてきます

 

          

 

 

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