8日(水)。シネマート新宿でインド映画「タイガー 伝説のスパイ」と「闇の帝王DON ベルリン強奪作戦」を観ました
映画のチラシにこうありました。
「日本がまだ知らない、娯楽の殿堂!ボリウッド! ザッツ・エンターテ”インド”メント」
「突然始まる歌と踊りが満載の不思議な映画・・・・それが今までのインド映画の印象ではないだろうか?」
そこで、期待を込めて観てみました。その通りじゃないか 映画を観ていると突然、音楽が流れてきてヒーローとヒロインが踊り出すのです 「タイガー」の方がその最たるものです。あっ、ちなみに「ボリウッド」というのは映画大国アメリカをもじって、映画生産地ともいえるインド中心部ムンバイ(旧ボンベイ)を指して呼ばれているそうです
まず「タイガー 伝説のスパイ」です。ストーリーは、
「インド諜報局RAWのスパイ”タイガー”(サルマーン・カーン)は、新たなミッションで向かったダブリンでゾヤ(カトリーナ・カイフ)という女性に一目ぼれします しかし、彼女は敵国パキスタンのスパイでした。タイガーはスパイの道を捨てゾヤとの愛の道を選びます。スパイ同士が一緒になることはタブーです。両国の諜報局から追われる身となり、世界6か国を舞台に逃避行を続けます。彼らの行方は・・」
ひと言でいえば「インド版007」です。アクションあり、美女あり、歌あり、踊りありの超楽しいエンターテインメントです おっと、007に踊りは無かったですね 2012年制作、上映時間132分ですが、面白さにあっという間に過ぎてしまいます
ちなみに、この映画で使われたクラシック音楽は、パーティーのシーンで流れたヨハン・シュトラウスの「皇帝円舞曲」と、エルガーの「威風堂々」です パーティーに何で「威風堂々」よ と突っ込みたくなりますが、まあ、それが監督の感性なのでしょう
もう1本は「闇の帝王DON ベルリン強奪作戦」です これもアクションあり、美女ありのエンターテインメントです ストーリーは、
「国際的な犯罪組織を仕切る闇の帝王ドン(シャー・ルク・カーン)が次に狙うのは、ドイツ中央銀行地下金庫に保管されているユーロ紙幣の原板です そんなドンを敵対勢力が狙い、インタープール(警察)のローマ(プリヤンカ―・チョープラー)が追究します。ドンは強奪に成功するのか・・・・・・」
銀行強盗の仕掛けは、まるで「オーシャンズ11」の世界です 誰にでも分かるように言えば「ルパン三世」の実写版です ちなみに女性警官ローマ役のプリヤンカ―・チョープラーは2000年度ミス・ワールド 超美人です。2011年制作、148分の超大作ですが、これも息もつかせぬアクションに次ぐアクション、チェイサーに次ぐチェイサーで飽きさせません あなたの”アクションに対するリアクション”はいかに・・・・・
ちなみに、この映画で流れるクラシック音楽はありません。007シリーズではモーツアルトのピアノ協奏曲が流れていたこともあったけど まあ、それが監督の感性なのでしょう
新宿伊勢丹近くのシネマート新宿では上記の2本に「命ある限り」を加えた3本が5月17日まで上映中です。18日からは「きっと、うまくいく」が始まります。これも面白そう