人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

安生正著「生存者ゼロ」を読む~パンデミックとおぼしき大量死事件の真相は?

2014年07月10日 07時00分39秒 | 日記

10日(木)。昨日、家に帰ると新国立劇場会員クラブ「ジ・アトレ」から封書が届いていました ポイント還元サービスの案内でした 私のポイントは200点。例年どおりプログラム引換券(1枚50ポイント)×4枚にしました。金額に換算すると4,000円です このほか、ポイント不要の抽選アイテムがあり、オペラ、バレエ、演劇の公演またはゲネプロ見学が選択できるのですが、私は当選確率の高そうなワーグナーのオペラ「パルジファル」のゲネプロ(9月29日午後2時予定)を選びました 前回の際にはコルンゴルトの「死の都」のゲネプロを選択し、当選して観ることが出来たのでラッキーでした 今回も当たるように願っていますが、当たった暁には休暇をとることになります

 

          

 

  閑話休題  

 

昨日の日経夕刊「エンジョイ読書」欄の『ベストセラーの裏側』コーナーは片田珠美著『他人を攻撃せずにはいられない人』(PHP新書)を取り上げています 売り文句はこうです

「攻撃欲の強い人が他人を攻撃せずにはいられないのは一体なぜなのかを理解していれば、やり返すことはできなくても、少なくとも、うまく逃げて、振り回されないようにすることはできるはず

残念ながら内容については一切触れていないので、具体的にどのような”自衛手段”が書かれているのか分かりません 

どこにでも居ますよね、”攻撃欲の強い人”が あなたの周りに居ませんか?そういう人は「どんな時でも自分が正しい。世の中は自分を中心に回っている。自分以外は皆バカだ」と思っているのではないか、と思います 客観的に見ればその逆で、周りから「あの人は性格が悪い」、「高慢ちきで手が付けられない」、「自分のことは棚に上げて人の非難ばかりしてる」などと思われているのに、本人だけが気が付いていないケースが多いように思います 自分は被害者だ、と思っている人は、書店で手に取って目次に目を通すことをお勧めします

 

  閑話休題  

 

安生正著「生存者ゼロ」(宝島社文庫)を読み終わりました 著者の安生正(あんじょう・ただし)は1958年生まれ、京都市出身。現在、建設会社に勤務しています 物語は

「北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地TR102で、パンデミックとおぼしき大量死事件が発生した 陸上自衛隊の三等陸佐の廻田と、アフリカで家族を失った失意のウィルス学者の富樫らは、政府から被害拡大を阻止するように命令される しかし、その根本原因を突き止めたと思いきや、北海道本島で同じような惨劇が起きていた 為すすべを知らない無能な政府首脳をしり目に、前代未聞の危機に立ち向かう彼らだが、敵は目前に迫り絶体絶命の危機に直面する 北海道の道民は生き残れるのか、廻田の運命やいかに

490ページにも及ぶこの大作は「第11回このミステリーがすごい!大賞」を受賞しています。それだけのことはあります 最初のうちは、特殊な細菌をばらまくテロだと思わせておいて、実はわれわれの身近にいる生物が大量発生して襲ってくるという恐ろしい話です。ページを繰る手が休みません

 

          

 

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