23日(水)。昨夕、当ビルのテナントS新聞社の若手2人を交えて6人で地下のRで飲みました 生ビールを2杯飲んでから日本酒を飲み続けました
覚えていない間に1升を空けていた・・・談志一升の不覚とか言っちゃって
ところで、昨日の朝日朝刊「文化欄」に日本文学者のドナルド・キーンさんのインタビュー記事が載っていました キ―ンさんは今春、米国を3週間旅をして、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)ではオペラを3度観たそうです
「一番印象に残っているのはロッシーニ『ラ・チェネレントラ』で、名テノールのフローレスが病気で代役になったが、代役のメキシコ人歌手が歌い終えるとアンコールが起こった 日本に戻り、映画館で「METライブビューイング」の『ラ・チェネレントラ』を観たら、休んでいたフローレスが歌っていた。歌手が変わるとまた違いがあって面白い。繰り返し見れば細かな演出の違いがわかり、楽しくなる
それは歌舞伎と同じだろう
」
キーンさんは、われわれクラシック音楽ファンの心情を代弁してくれています われわれは何故、先日聴いたばかりの曲なのにまたコンサート会場に足を運ぶのでしょうか?それは指揮者が違い、あるいはオーケストラが違うからです
同じ曲の同じスコアをどのように解釈して演奏するのかに興味を持って聴きに行くのです
歌舞伎もそうでしょう。歌舞伎は”型”が決まっています。それを、贔屓の役者がどう演ずるのかを楽しみに観に行くのです
キーンさんは北区にお住まいです。北区のどの辺りか知りませんが、隣の豊島区に住んでいる住人として親近感があります
閑話休題
チケットを4枚買いました 1枚は9月28日(日)午後2時30分からサントリーホールで開かれる日本フィルの第362回名曲コンサートです。プログラムは①ロッシーニ「歌劇”セヴィリアの理髪師”序曲」、②モーツアルト「ピアノ協奏曲第26番”戴冠式”」、③プッチーニ「歌劇”マノン・レスコ―”より第3幕への間奏曲、④レスピーギ「交響詩”ローマの松”」で、指揮は三ツ橋敬子、②のピアノ独奏は菊池洋子です
2枚目は11月6日(木)午後7時から紀尾井ホールで開かれる「ドイツ・ロマン派ピアノ音楽の諸相2014」です プログラムは①メンデルスゾーン「弦楽四重奏曲第6番ヘ短調」、②シューベルト「弦楽四重奏曲第12番ハ短調”四重奏断章”」、③ブラームス「ピアノ五重奏曲ヘ短調」で、ピアノ独奏=ペーター・レーゼルとゲヴァントハウス弦楽四重奏団による演奏です
これは何と言ってもメンデルスゾーンの曲が聴けるのと、出演者が良いので選びました
3枚目は11月14日(金)午後7時から東京オペラシティコンサートホールで開かれる「ユリアンナ・アヴデーエワ・ピアノリサイタル」です アヴデ―エワはマルタ・アルゲリッチ以来のショパン・コンクール女性優勝者(2010年)です
プログラムは①モーツアルト「ピアノ・ソナタ第6番K.284」、②リスト/ヴェルディ「アイーダより神前の踊りと終幕の二重唱」、③リスト「巡礼の年第2年『イタリア』からダンテを読んで」、④ショパン「24の前奏曲」です
どれもが魅力的な選曲ですが、特に期待するのはショパンです
4枚目は11月16日(日)午後3時からミューザ川崎で開かれる「第5回音楽大学オーケストラ・フェスティバル」です 大勝秀也指揮昭和音楽大学でブラームス「交響曲第2番」が、尾高忠明指揮東京藝大オーケストラがチャイコフスキー「交響曲第5番」を演奏します
本当は他の音大のコンサートも聴きたいのですが、すでにコンサートの予定が入っていて聴きに行けないのが残念です
いつもこのtoraブログで書いているように、学生オーケストラをバカにしてはいけません。何の”しがらみ”もないだけに彼らは純粋で真剣です。それに入場料1,000円だし