人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

米澤穂信著「犬はどこだ」を読む~初期の作品の傑作

2014年07月14日 07時00分40秒 | 日記

14日(月)。昨日は息子の通う大学の父母懇談会・個別面談会が飯田橋のホテルで開かれたので参加しました 会場に入りきれない多数の父母が参加したため、入場できなかった父母は別室のサテライト中継で”参加”したようです 普段、お世話になっている先生と話をする機会がなかったので個別面談は貴重でした 参加して良かったと思っています。息子には進みたい道を進んでほしいと思います

 

  閑話休題  

 

米澤穂信著「犬はどこだ」(創元推理文庫)を読み終わりました 著者の米澤穂信は1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞を受賞してデビュー、2011年には『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞を受賞しています この作品はミステリ作家としての評価が定まり始めた頃の1冊です

主人公の紺屋が開いたのは犬探しを専門とする調査会社「紺屋S&R」だった。S&Rとはサーチ・アンド・レスキューのこと。ところが、開業早々舞い込んだのは失踪人探しと古文書の解読だった

依頼人・佐久良且二が持ち込んだのは孫の桐子を探してほしいという依頼で、一方、ある集落の自治会長をしている百地啓三が持ち込んだのは古文書の解読だった 一方的に弟子入りを申し出てきた学生時代の剣道部の後輩・半田平吉(ハンペー)を巻き込んで、失踪事件の解明に挑むが、この二つの依頼は微妙にシンクロしていき、失踪した桐子が実はネット上のトラブルに巻き込まれていたことが判明する ところが、それは彼女が巻き込まれたのではなく、その反対であることが最後に判明する さて事の真相はいかに・・・・

 

          

 

初期の作品だけに、最近の作品と比べると、やや切れ味が鈍いと思われるところもありますが、最後のどんでん返しは彼ならではです

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