人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

相場英雄著「血の轍(わだち)」を読む~なぜ刑事部と公安部が争うのか?

2014年10月09日 07時00分40秒 | 日記

9日(木)。モコタロがわが家に着てから12日目を迎えました

    

          

          ぼくは有明海のムツゴロウじゃないよ。勘違いしないでね

 

  閑話休題  

 

報道によると、民主党の蓮舫議員が参院予算委員会で、松島法相が選挙区内で「うちわ」を配ったことについて、公職選挙法(公選法)違反だと噛みつきました 松島議員は「うちわのように見えるかも知れないが、討議資料だ」と返したそうです 当の蓮舫議員もかつて紙で作った円形の「うちわ」に公約などを書き込んで配布したことがあるそうです こういうのを世間では「うちわもめ」と言います 女同士の戦いが泥仕合になったら「好戦法違反」になるかも

 

  も一度、閑話休題  

 

昨夕、当ビルは内幸町町会に所属しているのに、なぜか西新橋一丁目町会の「秋のレクリエーション」に参加してライブハウス「銀座ケントス」に行きました かつて娘が「六本木ケントス」で友達と歌った時に聴きに行ったことがありますが、銀座は初めてです 当社の6人を含めて総勢163人が参加。これは秋レクの新記録かも 午後6時からと7時からの2回のライブ公演を貸切で聴きました 入場時に抽選番号札と、折ると光るケミカルペンライトを受け取り、8人ボックスを内緒で6人で占拠して飲んで食べました 抽選は3人しか当選しない競争率だったので当社の参加者は当たりませんでした

 

          

 

ライブ演奏は8人グループのBless Of GK とラン、ユミです GKはゴール・キーパーでもなく、ゴールデン・カップスでもなく、多分、銀座ケントスの略だと思います 彼らの歌う歌はオールディーズなので聴き覚えのある曲なのですが、曲名は思い出せません 最後に演奏したビートルズの「レット・イット・ビー」だけは明確に分かりました 2時間ほどビールやウィスキーの水割りを飲みながら、曲に合わせてケミカルペンライトを振り続けました 赤崎さん、天野さん、中村さん、青色AEDのノーベル物理学賞受賞おめでとうございます ウィスキー何杯飲んだか思い出せません。みんなが好きなWE好きーなんちゃって・・・・朝から頭が頭痛です 何なんでしょうか、私の人生って

      

          

 

  再び、閑話休題   

 

相場英雄著「血の轍(わだち)」(幻冬舎文庫)を読み終わりました 相場英雄は1967年新潟県生まれ。2005年に「デフォルト 債務不履行」で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞。狂牛病をテーマにした「震える牛」が話題をさらいました この「血の轍」は第26回山本周五郎賞候補になりました。先日のブログで「ナンバー」を紹介したばかりです

 

          

 

デパートの保安課主任を務める元刑事の香川が絞殺された 警視庁捜査一課の兔沢は、香川が警察界を揺るがす大事件の真相にたどり着いていたという糸口をつかむが、同じ警察の公安部の横入れが入る 相手はかつて刑事部時代に兔沢を後輩として育ててくれた公安部の志水だった。事件の解決を急ぐ刑事部と公安出身の警視庁副長官を守る公安部との抗争がエスカレートしていく 刑事部対公安部の非情な闘いの勝利はだれか

タイトルの「血の轍」は兔沢と志水との会話から採られています

志水「轍が違うんだ」

兔沢「なんだと?」

志水「公安と刑事の轍が交わることはない」

そして著者は次のように語ります。

「刑事部は事件の謎を解きほぐし、犯人を検挙することだけが仕事だ。公安は国を護るという曖昧な仕事を隠れ蓑に、自分たちの権益拡大だけを企図する」

この作品を読んでいて、すごい違和感を感じるのは「どうして同じ警察の中で、部門が違うだけで不信感の塊みたいに睨み合い、盗聴を仕掛けたり、スキャンダルで相手を貶めようとしたりするのか」ということです。このような内容に500ページ以上もの精力を注ぎこむ必要があったのか?と率直に思います

 

  最後の、閑話休題  

 

コンサート会場で配布されたチラシの中から格安のお薦めコンサートをご紹介します

最初は11月2日(日)午後2時から東京オペラシティコンサートホールで開かれるユベール・スダーン指揮桐朋学園オーケストラによるコンサートです プログラムは①モーツアルト「ディヴェルティメントK136」、②同「交響曲第35番”ハフナー”K385」、③ベルリオーズ「幻想交響曲」です 指揮者のスダーンは皆さんご存知の通り東京交響楽団桂冠指揮者です 入場料は一般3,500円、学生1,500円です

 

          

 

2つ目は12月7日(日)午後2時からサントリーホールで開かれる玉川大学管弦楽団の「第9演奏会」です ソリストは、ソプラノ=大倉由紀枝、メゾソプラノ=永井和子、テノール=錦織健、バリトン=木村俊光といった錚々たるメンバーで、指揮は東京交響楽団のもう一人の桂冠指揮者・秋山和慶です この公演ではベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調”合唱付き”のほか、シベリウスの「アンダンテ・フェスエィーヴォ」とショスタコーヴィチの「祝典序曲」が演奏されます 入場料はS席4,000円、A席3,000円、B席2,000円です

 

          

 

私は残念ながら両日とも別のコンサートの予定が入っているので聴きに行けませんが、予定がなければ絶対に行っています。強くお薦めします

          

コメント
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