16日(木)。わが家に来てから19日目を迎えたモコタロです
散歩してるだけだよ 上から目線で見ないで!
プロフィール欄の写真をトラ
から モコタロ
に替えました。今後ともご贔屓に
閑話休題
昨日、新潟市内で第67回新聞大会が開かれ、当社からも3名が参加しました(私は留守番)。 大会の席上、産経新聞前ソウル支局長が起訴されたことに対し次のような決議がなされました
「ソウル中央地方検察庁が産経新聞前ソウル支局長を名誉棄損で在宅起訴したことに対し、日本新聞協会は強く抗議する。報道の自由と表現の自由は、民主主義の根幹をなす原則であり、韓国を含む民主主義国家群は憲法で保障している。しかし、今回の起訴は、この原則に反して言論の自由を侵害し、人々の知る権利に応えるための取材活動を委縮させる行為であり、速やかな処分の撤回を求める」
日本の新聞界が一致してこのような抗議をするのは当然のことです もちろん、言論の自由を標榜するからには、朝日新聞は一連の誤報事件を真摯に反省し、他の新聞も朝日を「他山の石」としてこれからの報道に取り組んでほしいと思います
それにしても、韓国にはもっと言論の自由があると思っていたのですが、とんでもない誤解だったようです。言論発展途上国と言われても仕方ありませんね
閑話休題
連城三紀彦著「夜よ鼠たちのために」(宝島社文庫)を読み終わりました 連城三紀彦は1948年、名古屋市生まれ。早稲田大学政経学部を卒業。81年に「戻り川心中」で第34回日本推理作家協会賞を、84年に「宵待草夜情」で第5回吉川英治文学新人賞を、「恋文」で第91回直木賞を受賞しました
2013年10月に逝去しています
この作品集はサスペンス・ミステリー9編を収録していますが、「このミステリーがすごい!2014年版」の「復刊希望!幻の名作ベストテン」の第1位に輝いた作品集です
収録されているのは9つの短編ー「二つの顔」「過去からの声」「化石の鍵」「奇妙な依頼」「夜よ鼠たちのために」「二重生活」「代役」「ベイ・シティに死す」「ひらかれた闇」です いずれも1981年から83年までの間に「週刊小説」などの雑誌に載った作品なので、35年も前の作品ということになりますが、まったく古さを感じません
サスペンス・ミステリーなので個々の作品の内容を紹介することは避けますが、なぜこの作品集が「復刊希望!幻の名作ベストテン」に選ばれたのか、実際に読んでみて納得しました 意外な真相が明らかになったかと思うと、次の瞬間にはそれをひっくり返すどんでん返しが待っている・・・・・・練りに練った構想のもと、読者の期待を裏切ることに執念を燃やす筆者の顔が思い浮かぶようです
私が連城三紀彦の作品を読んだのはこれが初めてですが、一連の短編を読んでみて、どこか乾いた感触が、なぜかローレンス・ブロックの小説に似ているな、と思いました