15日(水)。わが家に来て18日目を迎えたモコタロです
旅ゆけば~とくらぁ 江戸っ子だってねぇ 草食いねぇ
閑話休題
11日(土)の朝日「あのとき それから」コーナーに昭和61年の「サントリーホール開館」が取り上げられていました この年の12月25日に長女が生まれたのでよく覚えています。記事には主な音楽ホールの開館年が年表で出ています。東京方面だけ抜粋してみると次の通りです
1890年 奏楽堂(上野) ※重要文化財。現在改修工事中。東京藝大校内にある奏楽堂とは別。
1929年 日比谷公会堂(日比谷)
1961年 東京文化会館(上野) ※現在改修工事中。
1973年 NHKホール(渋谷)
1986年 サントリーホール(赤坂)
1989年 オーチャードホール(渋谷)
1990年 東京芸術劇場(池袋)
1997年 新国立劇場(初台)
〃 すみだトリフォニーホール(錦糸町)
2004年 ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎)
私は上記のすべてのホールでコンサートを聴きましたが、どの席で聴いても音響が好いのはサントリーホールかも知れません
閑話休題
11日(土)の東京交響楽団の定期演奏会の時に会場入口で配布されていた1キロもありそうなコンサート・チラシの中に、とんでもないチラシが混じっていました それがこれ ↓ です。
韓国のピアニストHJリムのピアノ・リサイタルです 公演は2回あり、11月22日(土)午後2時から第一生命ホールで開かれるのがベートーヴェンの4大ピアノ・ソナタ演奏会(「悲愴」「月光」「ヴァルトシュタイン」「熱情」)です
もう一つは12月12日(金)午後7時からヤマハホールで開かれるJ.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集第1巻(全24曲)」演奏会です 驚いたのは11月22日のコンサートが「発売中」となっていたことです
(バッハの方は10月17日発売)。私はあちこちにアンテナを張っているつもりでしたが、この公演は網に掛かりませんでした
今回のチラシで初めて知りました。とてもショックです
昨年6月21日(金)に浜離宮朝日ホールで聴いたHJリムのベートーヴェン「ピアノ・ソナタ・リサイタル」(「悲愴」「葬送」「熱情」「第32番」)は、2013年に聴いた170回のコンサートの中でダントツの第1位でした これは、今回も何が何でも聴きに行かなければなりません
さっそく手帳を見ると11月22日は、つい先日チケットを買ったばかりの藝大フィルハーモニア合唱定期演奏会(バッハ『クリスマス・オラトリオ』)の予定が入っていました
時間帯も午後3時からでほとんどカブっています。クルシミマスが、何の迷いもなく「クリスマス・オラトリオ」を捨てるしかありません
もしHJリムのベートーヴェンを聴かなかったら一生後悔するでしょう
一方、12月12日はどうか、と手帳を見ると、フォーレ四重奏団のコンサートが入っていました 演奏曲目は①マーラー「ピアノ四重奏曲断章イ短調」、②R.シュトラウス「ピアノ四重奏曲ハ短調」、③ブラームス「ピアノ四重奏曲第1番ト短調」です
正直なところ、これは相当迷いました しかし私は、フォーレ四重奏団の2011年12月8日(木)のコンサートを、その年に聴いた124回のコンサートの中でベスト5に選んでいます
その時に、また来日する時には絶対に聴きに行こうと決心していたのです
HJリムはもちろん聴きたいのですが、フォーレ四重奏団を諦めるわけにはいきません。涙を呑んでHJリムのバッハを諦めます
さっそくHJリムのコンサートを企画しているART∞LINKSに会員登録してネットで11月22日のS席を予約して、セブンイレブンでチケットを入手しました
HJリムのコンサートのために諦めざるを得なくなった公演がもう一つあります 11月30日(日)午後2時から開かれる東京交響楽団の「東京オペラシティーシリーズ」公演です
プログラムは①ショスタコーヴィチ「バレエ組曲”黄金時代”」、②アルチュ二アン「トランペット協奏曲変イ長調」、③チャイコフスキー「交響曲第1番ト短調”冬の日の幻想”」で、指揮は秋山和慶です
その代わりに選んだのが同じ日の午後2時からサントリーホールで開かれる東京都交響楽団の「プロムナード・コンサート」です プログラムは①スッペ「喜歌劇”美しきガラテア”序曲」、②チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調」、③ベートーヴェン「交響曲第8番ヘ長調」で、②の独奏はもちろんHJリム、指揮はブザンソン国際指揮者コンクール優勝者・垣内悠希です
それにしても、どうしてこう、聴きたいコンサートがダブってしまうんでしょうか なぜかその日だけ狙い撃ちするかのようにピンポイントでダブります
今回の”予定変更”による経済損失は2公演合計で7,900円。決して安くはありませんが、HJリムを聴くためのコストと割り切ることにします