2月1日(木)。皆さん、今日から2月ですよ 「2月は逃げる」と言います。今月は28日しかないこともありますが、あっという間に過ぎ去ると思います。心して過ごしましょう
月初めになったので 2月分のコンサート・チケットを財布に入れました(ちなみに私はチケットホルダーは使用しません)。さすがに16枚のチケットは嵩張ります。現金より圧倒的に分厚いです
ということで、わが家に来てから今日で1219日目を迎え、トランプ米大統領が30日 米連邦議会で初めて一般教書演説を行い、連日のように史上最高の高値を記録した株式市場や 低い失業率に触れ 実績を訴えた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
国民の 高い不信感 と 低い政権支持率 には触れられないよね フェイクだからって
昨日、夕食に「鶏肉のマヨポン炒め」と「生野菜とワカメのサラダ」を作りました 「鶏肉~」は久しぶりに作りましたが上手に出来ました
昨日、2018年度「読響アンサンブル・シリーズ」(全4回)のチケットを読響会員先行発売で取りました 午後に電話したので すでに通路側席は残っておらず、辛うじて1つ入った席を取りました
プログラムを見ると、今までになく充実しています 私の大好きなメンデルスゾーンの「弦楽八重奏曲」もあるし、マーラーの「四重奏曲断章」もあります また、日下紗矢子さん率いる室内合奏団によるバッハの「ブランデンブルク協奏曲第5番」も楽しみです
昨夕、池袋の東京芸術劇場コンサートホールでN響のコンサートを聴きました これは「2018都民芸術フェスティバル オーケストラ・シリーズ」の一環として開かれた公演です。プログラムは①バーンスタイン「キャンディード」序曲、②ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」、③ドヴォルザーク「交響曲第9番ホ短調”新世界より”」です いずれもアメリカに関わりのある作曲家の作品です ②のピアノ独奏は小川典子、指揮は川瀬賢太郎です
オケはいつもの並びで、左サイドにヴァイオリン・セクションを集めています。チェロを見ると、首席の藤森亮一氏の隣に東京交響楽団首席の伊藤文嗣氏がスタンバイしています 昨日のブログでご紹介した「エピス・クァルテット」のメンバーでもあります 若手ですが、N響に呼ばれたのは初めてではないでしょうか それと、オーボエは新日本フィル首席の金子亜美さんではないでしょうか
1曲目は今年 生誕100年を迎えたレナード・バーンスタインの歌劇「キャンディード」から序曲です 「キャンディード」は、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールの「カンディード或いは楽天主義説」を原作とする音楽喜劇で、全曲の演奏時間は2時間を要します 「アレグロ・モルト・コン・ブリオ」の序曲は今回のように独立して演奏される機会が多く、明るく賑やかな曲です
2014年4月から神奈川フィルの常任指揮者を務める川瀬賢太郎氏が指揮台に上がり、演奏を開始します この人の指揮は いつ見ても きびきびしていて気持ちよいですね N響のメンバーもノリノリで演奏しています
2曲目はピアニストの小川典子さんを迎えてガーシュイン「ラプソディ―・イン・ブルー」が演奏されます グランド・ピアノがセンターに移動しますが、ピアノの内側のヴィオラ側に透明なアクリル製の遮音シートが立てられます。多分、ピアノの音で、ヴィオラ奏者が他の楽器の音が聴きにくくなるのを防ぐためだと思います
冒頭、クラリネットの最低域からのグリッサンドによって有名なテーマが奏でられますが、このクラリネットがバッチリ決まってました ミュートを付けたトランペットもジャジーです 管楽器を中心としてN響の面々はこの曲でもノリノリです そこに小川典子さんの華麗なピアノが絡んできます 楽しい「シンフォニック・ジャズ」を堪能しました
プログラム後半はドヴォルザーク「交響曲第9番ホ短調”新世界より”」です よく知られているように、ドヴォルザークはニューヨーク・ナショナル音楽院のジャネット・サーバー夫人から 院長として招かれ、2年半の間ニューヨークに赴任しました この地で作曲された作品の中には「チェロ協奏曲」や「弦楽四重奏曲”アメリカ”」といった名曲とともに、この第9番が含まれています ドヴォルザークは当地の黒人霊歌やアメリカ・インディアンの民謡などからインスパイアされ、作曲に反映させたと言われていますが、そうした素材を頭に入れながら故郷ボヘミアへの郷愁を音楽として表したのでしょう
この曲は第1楽章「アダージョーアレグロ・モルト」、第2楽章「ラルゴ」、第3楽章「スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ・コン・フォーコ」の4楽章から成ります
川瀬賢太郎氏のタクトで第1楽章が開始されます 素晴らしいと思ったのはホルンです そしてオーボエとフルートです 彼らは第1楽章に止まらず全楽章を通じて冴えていました 第2楽章はイングリッシュ・ホルンにより有名な「家路」のメロディーが奏でられますが、池田昭子さんの演奏はしみじみと感動を呼びました この楽章の終盤で、弦楽器の首席クラスによる八重奏がありますが、弱音による室内楽的な美しさが際立っていました 第3楽章では、ティンパニの強打が印象に残りました。第4楽章はN響の総力を挙げての熱演が展開しました
この曲は、最後が「ジャン」と最強音で終わるのではなく、「ジャーン」と伸ばされて、音が消えていく曲ですが、指揮者のタクトが下りないうちに2階席(?)で拍手が起こったのは、明らかにフライングです こういう人は「指揮者のタクトが下りるまでが演奏である」ということを理解できていない、「コンサートで一番感動を覚えるのは、最後の音が消えた直後の”しじま”である」ということが理解できていないのです
アンコールはないものと思っていましたが、弦楽奏者だけのピッツィカートによるルロイ・アンダーソンの「プリンク・プランク・プランク」をノリノリで演奏し、会場を沸かせました
指揮者の世界は「40、50は洟垂れ小僧」と言われるように 老成した指揮者が尊重されるようですが、若いときは若いなりの元気溌剌な方が良いと思います 若いのに老成したような指揮は見たくもありません その点、川瀬賢太郎氏は好感が持てます