23日(金)。わが家に来てから今日で1241日目を迎え、ケンタッキーフライドチキンの英国内900店舗の3割が、配送業務の委託先を変更したことが原因で 材料のチキンが倉庫から店舗に届かなかったリ 配達が遅れたりするトラブルが頻発したことに伴い 休業に追い込まれた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
チキンの配達は 鶏あえずキチンとやらないと 鶏こぼしが出ちゃうから 気を付けて
昨日、上野の東京藝大奏楽堂で藝大モーニング・コンサートを聴きました プログラムは①ペンデレツキ「ホルン協奏曲”冬の旅”」、②ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」です 演奏は①のホルン独奏=鈴木一裕、②のヴァイオリン独奏=徳田真侑、管弦楽=藝大フィルハーモニア、指揮=梅田俊明です
全自由席なので1階15列12番、左ブロック右通路側を押さえました 今年度最後のモーニング・コンサートとあってか、会場は満席近い状況です
藝大フィルハーモニアの編成はいつも通り、左サイドにヴァイオリン・セクションを集めています。コンマスは戸原直です
1曲目はポーランドの作曲家クシシュトフ・ペンデレツキ(1933~)の「ホルン協奏曲”冬の旅”」です この曲は2008年5月5日にソロホルン=ラドヴァン・ヴラトヴィッチ、ペンデレツキ指揮ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演された単一楽章の作品です
ピカピカに光り輝くホルンを抱えた藝大4年生・鈴木一裕君が登場し指揮台の脇にスタンバイします 梅田氏の指揮で演奏が開始されます。冒頭は大太鼓とコントラバス(1挺)により重低音が会場を揺らします 初めて1挺のコントラバスの底力を再認識させられた思いがしました その後、独奏ホルンが登場し かなり技巧的な演奏を展開します 「おやっ?」と思ったのは、演奏途中で3人のホルン奏者が入場して管楽器の位置に着いたのです 独奏ホルンのほかにもホルンが演奏することを目で見える形で示したように見えましたが、最初からスタンバイしていても さほど変わりないと思います どういう意図があったのでしょうか
鈴木一裕君の演奏は、確かな技巧に裏づけられた メリハリを付けた表情豊かな演奏でした
休憩なしの2曲目は、ベートーヴェン(1770-1827)の「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」です この曲は1806年に作曲され、当時の名ヴァイオリニスト、クレメントにより初演されました 第1楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」、第2楽章「ラルゲット」、第3楽章「ロンド」の3楽章から成ります
ピンクの衣装に身を包まれた藝大4年生・徳田真侑さんが登場しスタンバイします 相当緊張している様子が窺えます 梅田氏のタクトにより第1楽章がティンパニの4連打で開始されます 徳田さんの演奏は丁寧でヴァイオリンは音が非常に美しいのですが、演奏スタイルが大人しく平板な印象を受けます 良く言えば 音楽のスムーズな流れを重視した流麗な演奏なのですが、ベートーヴェンの音楽はもっとメリハリを付けて元気に演奏して欲しいと思います 梅田氏+藝大フィルハーモニアがさかんにソリストを煽り立てるのですが、ソリストが乗ってこない感じです あまりの緊張で余裕がないのかも知れません。それでも、この楽章 終盤のカデンツァ(クライスラー作曲)は表情豊かな素晴らしい演奏でした
第2楽章は最もヴァイオリンの美しさが生かされた演奏だったように思います 第3楽章のフィナーレを弾ききって、やっと笑顔が見られましたが、相当 緊張していたのでしょう
鈴木君も徳田さんも現在4年生なので、それぞれ4月から新しい道に進むことになりますが、没個性に陥らないように頑張って欲しいと思います
午前11時からのモーニング・コンサートに先立って、みぞれの降る寒い中 藝大奏楽堂入口脇の前売り券売り場に並び「2018年度モーニング・コンサート」入場整理番号付きセット券(全13回、13,000円)を購入しました 整理番号は今年度が32番でしたが、2018年度は35番になりました 奏楽堂は1142席あるので余裕で良い席が確保できます
全13回の公演内容はまだ未定ですが、3月5日(月)に決定・公開されるそうです 個人的には 同じ曲目が重複しないようにしてほしいと思います