人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

芸劇ブランチコンサート・名曲リサイタル サロン「岡本侑也のチェロ」を聴く~バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」、カザルス「鳥の歌」、コダーイ「無伴奏チェロ・ソナタ」

2020年01月16日 07時26分06秒 | 日記

16日(木)。わが家に来てから今日で1935日目を迎え、大相撲春場所4日目の15日、横綱白鵬が日本相撲協会に休場を届け出た というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     白鵬の休場は例年のことだからもう慣れた  黒星続きなら黒鵬に名前を変えたら?

 

         

 

昨日、夕食に「野菜と挽肉のドライカレー」を作りました ドライカレーは私の定番料理です。何回食べても飽きません

 

     

 

         

 

昨日、東京芸術劇場コンサートホールで芸劇ブランチコンサート「名曲リサイタル・サロン 第5回 岡本侑也」を聴きました プログラムは①J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV.1007 」、②カザルス「鳥の歌」、③コダーイ「無伴奏チェロ・ソナタ  作品8」です

岡本侑也はミュンヘン音楽大学を首席で卒業、同大学院ソロ科も首席で修了。2017年エリザベート王妃国際音楽コンクールのチェロ部門第2位、イザイ賞を受賞したほか 多くのコンクールに入賞している実力者です

 

     

 

1曲目はJ.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV.1007 」です この曲は、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)がケーテン時代(1717-1723)に書いたと考えられています バッハが作曲した無伴奏チェロ組曲は6曲ありますが、19世紀には練習曲のような位置づけにあり、音楽的な価値が認められるようになったのはチェロの近代的な奏法を確立したカザルスが1904年に公開演奏してからでした この曲は「プレリュード」「アルマンド」「クーラント」「サラバンド」「メヌエット」「ジーグ」の6曲から成ります

岡本侑也が登場し「プレリュード」の演奏に入ります 「何とふくよかな音だろう」というのが第1印象です。後のインタビューで彼は、大ホールでソロの曲を弾くのは今回が初めてだと語っていましたが、小ホールと違い残響の長い大ホールは、バッハの音楽の大きさと深さを感じ取るのに最適です 朝から小雨交じりの湿度の高い天候だったので、チェロの音が湿っぽくならないか、と心配していましたが、そんな不安を吹き飛ばすような快演でした

2曲目はカザルス「鳥の歌」です この曲はパブロ・カザルス(1876‐1973)の生まれ故郷のカタロニア民謡です この曲が人口に膾炙したのは、1971年10月24日「国連の日」にニューヨークの国連本部において、カザルスが「私の生まれた故郷カタルーニャでは、鳥はピース、ピース、ピースと鳴くのです」と語り、この曲を演奏してからです

岡本侑也の演奏を聴きながら、かつて映像で観たカザルスの語りと演奏を思い出していました しみじみと良い曲だと思います

 

     

 

最後の曲はコダーイ「無伴奏チェロ・ソナタ  作品8」です この曲はゾルタン・コダーイ(1882-1967)が1915年に作曲、1918年に初演されました 第1楽章「アレグロ・マエストーソ・マ・アパッショナート」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ」の3楽章から成ります 

演奏前にナビゲーターの八塩圭子さんが「この曲は、チェロの4本の弦のうち下の2本を半音下げるようにという指示があるそうです。いま岡本さんは調弦中です」と説明しましたが、それだけで音楽の印象はかなり違ってくるんだろうな、と思いました

岡本侑也の演奏で第1楽章に入りますが、全体的に コダーイが研究したハンガリー民族音楽特有のリズムやメロディーの片りんが色彩感豊かに聴けました    また、低音域から高音域まで幅広く響かせることができるチェロの表現特性をあらためて認識することができました    それにしても、この超絶技巧曲を何なく涼しい顔で弾き切った岡本侑也は大したものだと思います

         

5月以降3回分のチケットを前売りするとアナウンスがあったので、ホール入口近くの前売りデスクに並びました 5月:石田泰尚(ヴァイオリン)、7月若林顕(ピアノ)、9月:砂川涼子(ソプラノ)ですが、5月の石田組長はパスして、若林顕と砂川涼子のチケットを買いました 一般発売は1月17日(金)からとのこと。良い席はお早めに

 

     

コメント
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