23日(月)。昨日、チケットポート池袋で3月31日の「オーケストラの日」公演中止に伴う払い戻しを受けてきました。手数料を含めて2100円が戻りました 今日は、3月26日の「東京春祭『ジャコモ・プッチーニ』」の払い戻し請求を郵送で出します
ということで、わが家に来てから今日で2001日目を迎え、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、トランプ米大統領は記者会見で、「マラリアの治療薬が新型コロナウイルスにも効果がある可能性がある」という発言を繰り返し、「ほとんど間髪を入れずに使えるようにする」「(一気に形成を逆転する)ゲームチェンジャーになるかも」と発言していることに対し、NBCの記者が「楽観的に物事を表現することが、米国民に誤った希望を持たせているのではないか」とただしたのに対し、「君はひどい記者だ。ひどい報道だ。君がしているのはセンセーショナリズムだ」とまくしたてた というニュースを見て感想べるモコタロです
気休め発言は国民の不信感を増長するだけ! トランプはまったく解かっていない
衝撃のニュースです 亀田製菓の「柿の種」の「柿の種:ピーナッツ」の比率が6月から変わるというのです
ここだけの話ですが、私はこの「柿の種」が大好きで、夏期に限らず 毎日2袋は食べています
現在の6:4が 7:3になりピーナッツが少なくなります
個人的には6:4のままの方が良いと思うのですが、国民投票の結果だというので仕方ありません
伊坂幸太郎著「AX アックス」(角川文庫)を読み終わりました 伊坂幸太郎は1971年千葉県生まれ。1995年東北大学法学部卒業。2000年「オーデュボンの祈り」で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー
2004年「アヒルと鴨とコインロッカー」で第25回吉川英治文学賞新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞を受賞、2008年「ゴールデンスランバー」で第21回山本周五郎賞、第5回本屋大賞を受賞するなど数々の文学賞を受賞しています
このブログでは文庫化されるたびにご紹介してきました
主人公の三宅は表向きは文房具メーカーの営業社員であるが、裏では「兜(かぶと)」と名乗る一流の殺し屋 怖いものなしの彼の唯一の欠点は恐妻家であること
妻の機嫌を損ねないため細心の注意を払いビクビクしながら生活している
そんな彼は一人息子の克己が生まれた頃から「人を殺す稼業を辞めたい」と思うようになる
引退するためには殺人のブローカーである医者から依頼される手術(=殺人)をこなして必要な金を稼ぐ必要があり、仕方なくずるずると”仕事”を続けていた
しかし、彼はノルマを達成しないまま自死してしまう
その10年後、息子の克己は、どんな父親だったのかを探していく
「AX」とは「斧」のことです なぜこの小説のタイトルが「AX」なのか? それは「蟷螂の斧」からきています。兜と克己の会話を再現します
兜「蟷螂(とうろう)の斧って言葉を知ってるか?」
克己「灯籠流し流しみたいな?」
兜「カマキリのことだ。カマキリが手の斧を振り上げている姿を思い浮かべてみろ。勇ましいけれど、しょせんはカマキリだ」
克己「負け犬の遠吠えみたいな意味?」
兜「似てるが、少し違う。カマキリは勝つつもりだからな。弱いにもかかわらず、必死に立ち向かう姿を、蟷螂の斧という」
克己「親父も、おふくろに怒られているばかりだから、時にはがつんとやったらどうだろう」
兜「斧でがつんと」
克己「でもそのことわざは、カマキリもその気になれば、一発かませるぞ、という意味合いではないんだろ」
兜「どちらかといえば、はかない抵抗という意味だ。ただ、カマキリの斧を甘く見てるなよ、と俺は思うけどな」
この会話の中に、殺人ブローカーの医者に対する兜の対決姿勢が表れていると思います 伊坂幸太郎の描く主人公はどこかすっとぼけていて、人間味を感じます
そして、本当に悪い奴は許さないという正義感を感じます
そんなところが、伊坂幸太郎の魅力だと思います