17日(木)。昨日、JR新宿駅の埼京線ホームから線路を見下ろしたら、コーヒーやジュースの空き缶があちこちに棄てられていて、非常に危険を感じました こういう不法投棄を平然とする奴は人間のクズです 人間やめた方がいい
話は変わりますが、16日付の「月刊音楽祭」によると、ミラノ・スカラ座の音楽監督リッカルド・シャイーはウクライナの在ミラノ領事からの『ボリス・ゴドゥノフ』上演取り止め要請に対し拒否する姿勢を鮮明にした、とのことです 記事を超略すると次の通りです
「シャイーは有力紙『コリエーレ・デラ・セラ』の取材に対し、『私たちはウクライナと共に紛争の終結を待っていますが、政治とその結果が文化に強制力を与えることはできません』と述べている。要請は先週、スカラ座のドミニク・マイヤー総裁やミラノのジュゼッペ・サラ市長などに送られたもの 上演がイタリアのウクライナ社会に大きな失望と後悔をもたらしたとした上で、要請理由をロシアによるいかなるプロパガンダの要素も許さないとしている シャイーは、上演する『ボリス・ゴドゥノフ』について、『権力に到達するために犯した殺人の代償を、まず狂気で、そして死で支払うことになる人物を描いた作品。スカパー・ホルテンの興味深い演出によるこのオペラを観れば、プーチンのプロパガンダでないことに気づくだろう』『狂気と皇帝の死で終わる名作を取り下げることは、文化にペナルティを課すことになる 2月24日以来起きている大混乱の代償を、芸術が払ってはならない』と語っている」
昨日のブログで、「現在 新国立劇場で上演中のポーランド国立歌劇場との共同制作による『ボリス・ゴドゥノフ』が、ロシアのウクライナ侵略を受け、ロシアのオペラという理由で、ポーランドでは上演されなかった これは果たして正しい選択なのか 芸術には何の罪もない」と書きました 今回のイタリアのニュースを見ると、世界中の音楽界で同じような問題が起きているのではないかと思います 主権国家が武力による侵略を受け、インフラや建物が破壊し尽くされ、死ななくてもよい人々が殺されていく理不尽な状況に置かれたウクライナの立場に立ってみれば、在ミラノ領事の気持ちは良く分かります しかし、『ボリス・ゴドゥノフ』は決してプーチン政権のプロパガンダではありません それを認めれば、チャイコフスキーのオペラだって、ラフマニノフのピアノ協奏曲だって、プロコフィエフのバレエ音楽だって、ショスタコーヴィチの交響曲だって、ロシアの作曲家の作品であるという理由だけで上演・演奏できなくなります それはあり得ない話です。芸術は政治から自由でなければなりません
ということで、わが家に来てから今日で2866日目を迎え、米共和党のトランプ前大統領は15日、南部フロリダ州の邸宅マール・ア・ラーゴで演説し、「米国を再び偉大で輝かしい国にするために 2024年の次期大統領選に出馬する」と表明した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
これがトランプ党の 終わりの始まりになるとは 本人だけが気づかない 憐れ 共和党
昨日、夕食に「ナスと鶏肉の炒めもの」「生野菜とヒジキのサラダ」「もやしの味噌汁」を作りました 「ナスと~」は一旦油で揚げてから炒めたので色鮮やかです
いよいよ今年も「METライブビューイング」が始まります 今月25日から都内では新宿ピカデリー、東劇ほかで上映されます ムビチケカード3枚セット(9,600円)が発売されているので1セット入手しました チケット代は1作品一般@3,700円ですが、ムビチケカードは1枚当たり3,200円と格安になっています 1シーズンで全10作品が上映されるので、3回以上観る人はムビチケ3枚セットが断然お得です
上映プログラム・日程・映画館は下のチラシの通りです 新シーズンはMETらしく かなり”攻めた”プログラミングになっています
いつものようにジュンク堂書店池袋本店で本を7冊買いました この書店が好きなのは、ビル全体が書店であらゆる種類の本が多数揃っていることと、いつもBGMにクラシック音楽が流れているところです
1冊目はパウル・ベッカー著「西洋音楽史」(河出文庫)です クラシック音楽の古典的名著と言われている本です
2冊目は中山七里著「毒島刑事最後の事件」(幻冬舎文庫)です 当ブログの読者にはお馴染みの「中山七里は七人いる」と言われている超多忙多作家の文庫本最新作です
3冊目は伊坂幸太郎著「シーソーモンスター」(中公文庫)です 伊坂幸太郎もお馴染みですね。本の帯に「数千年の時を超える対立をテーマにした一大プロジェクト『螺旋』」とあり、8人の人気作家が手分けしてシリーズで書いているうちの1冊らしいです
4冊目は佐藤正午著「書くインタビュー5」(小学館文庫)です 小説のプロと編集者との間でやり取りされたメールを収録したもので、「小説の書き方」にも触れているようです
5冊目は小野寺史宣著「まち」(祥伝社文庫)です 以前読んだ「ひと」の読後感が良かったので買い求めました
6冊目は伊藤比呂美著「道行きや」(新潮文庫)です 波乱万丈の人生を送っている著者のエッセイ集です
最後の7冊目は湊かなえ・星野博美ほか著「おいしい文藝 こぽこぽ、珈琲」(河出文庫)です これはコーヒーにまつわるエッセイを集めた本です コーヒーを片手に読みたいと思います
いずれも読み終わり次第、当ブログでご紹介していきます