人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「東京交響楽団2022ー2023シーズン」ラインナップ発表 / クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』より第7話「ある告白に関する物語」、第8話「ある過去に関する物語」を観る

2022年11月26日 07時04分32秒 | 日記

26日(土)。昨日午前、豊島区役所本庁舎1階特設会場で、新型コロナワクチンの5回目(オミクロン株対応:モデルナ)を接種してきました

東京シティ・フィルから「2023年度定期会員継続案内」が届きました   現在、私は東京オペラシティコンサートホールでの「定期演奏会」(全9回)会員ですが、プログラムの魅力的なラインナップから会員継続(1階・S席)します ただし、現在の席は通路から1つ入った席なので、通路側を希望します さっそく第1希望・第2希望を書いてハガキを投函しておきました また、ティアラこうとう定期演奏会(全4回)も最高のプログラムなので新規申し込みをします こちらは12月26日が会員先行発売日なので、その日を待ちます

また、東京交響楽団の「2022ー2023シーズン」ラインナップが発表されました 東響には①定期演奏会(サントリーホール)、②川崎定期演奏会(ミューザ川崎)、③東京オペラシティシリーズ、④新潟定期演奏会の4シリーズがあり、このほかミューザ川崎との提携による④名曲全集があります

 

     

 

定期演奏会(サントリーホール)の概要は以下の通りです。

①4月15日(土)18時開演:①プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」より、②コネッソン「Helterkelt」、③シマノフスキ「スターバト・マーテル」(ウルバンスキ指揮)

②5月20日(土)18時開演:①リゲティ「ムジカ・リチェルカータ第2番」(ピアノソロ)、②マーラー「交響曲第6番イ短調」(ジョナサン・ノット指揮)

③6月24日(土)18時開演:①モーツアルト「ピアノ協奏曲第21番」、シューベルト「交響曲第8番ハ長調」(マリオッティ指揮、萩原麻未ピアノ)

④7月16日(日)14時開演:①エルガー「ヴァイオリン協奏曲」、②ブラームス「交響曲第2番」(ジョナサン・ノット指揮、神尾真由子ヴァイオリン)

⑤8月19日(土)18時開演:①メンデルスゾーン「交響曲第5番」、②同「交響曲第2番」(鈴木優人指揮)

⑥9月23日(土)18時開演:①ベートーヴェン「交響曲第3番」、②R.シュトラウス「英雄の生涯」(ヴィオッティ指揮)

⑦10月15日(日)14時開演:①ドビュッシー/ノット編「交響的組曲”ペレアスとメリザンド”」、②ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」(ジョナサン・ノット指揮)

⑧11月11日(土)18時開演:①ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」、②同「交響曲第6番」(ジョナサン・ノット指揮、ゲルハルト・オピッツ:ピアノ)

⑨12月16日(土)18時開演:①シューマン「交響曲第1番」、②ブラームス/シェーンベルク編「ピアノ四重奏曲第1番」(ユベール・スダーン指揮)

⑩3月30日(土)18時開演:①藤倉大「Wavering  World」、②シベリウス「交響曲第7番」、③ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」(原田慶太楼指揮、オルガ・カーン:ピアノ)

個人的にはノット指揮によるマーラー「第6番」、ブラームス「第2番」、ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」、スダーン指揮によるシューマン「第1番」に期待します

東京オペラシティシリーズの概要は以下の通りです

①4月23日(日)14時開演:①メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」序曲、②ショパン「ピアノ協奏曲第2番」、③ドヴォルザーク「交響曲第9番」(ウルバンスキ指揮、ヤン・リシエツキ:ピアノ)

②6月3日(土)14時開演:①武満徹「3つの映画音楽」より、②井上道義「交響詩”鏡の眼”」、③エルガー「チェロ協奏曲」、④同「南国にて」(井上道義指揮、上野通明チェロ)

③9月30日(土)14時開演:①アンナ・クライン「彼女の腕の中で」、②エルガー「海の絵」、③ブラームス「交響曲第4番」(アンガス・ウェブスター指揮)

④10月21日(土)14時開演:①リゲティ「ハンガリアン・ロック」、②べリオ「声(フォーク・ソングⅡ)、③ブルックナー「交響曲第1番」(ジョナサン・ノット指揮)

⑤11月17日(金)19時開演:①リゲティ「アバリシオン」、②ドビュッシー「3つの夜想曲」より「祭り」、③ブーレーズ「メサジェスキス」、④アマン「グラット」、⑤ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番」(ジョナサン・ノット指揮、ゲルハルト・オピッツ:ピアノ)

⑥12月7日(木)19時開演:①ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、②ベートーヴェン「交響曲第9番」(秋山和慶指揮)

このシリーズでは、最後の「第九」くらいしか興味がありません

現在、私はサントリーホールでの「定期演奏会」の会員ですが、次シーズンも1階後方のA席で継続するつもりです

ということで、わが家に来てから今日で2875日目を迎え、アルメニアのパシニャン首相が23日、ロシアのプーチン大統領も参加した軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)首脳会議の宣言案などへの署名を拒否したが、隣国との紛争でCSTOが支援しない不満があるからであるとみられている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     現在のプーチン・ロシアの置かれた状態を「四面楚歌」とも「孤立無援」とも言う

 

         

 

昨日、夕食に2週間に1度のローテにより「鶏の唐揚げ」を作りました ワクチンを接種しましたが、「接種後の注意点」に「激しい運動、過度の飲酒等は控えてください」とあったので、「過度」でなければいいんだなと我田引水の解釈をして、サッポロCLASSICを1杯だけ飲みました   そのせいかどうか、昨夜38.7度の熱が出ましたが、今朝は36.9度まで下がりました 熱が出るのはこれまでの経験で分かっていたので、慌てずに済みました

 

     

 

         

 

早稲田松竹でポーランド生まれの名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督による1988年製作映画『デカローグ』(全10話)より 第7話と第8話を観ました

 

     

 

第7話「ある告白に関する物語」(57分・カラー)

マイカは16歳で母親になった 彼女の母親エヴァは世間体を気にして、娘をマイカから取り上げ自身の娘として育てていた ある日マイカは娘を連れ出し逃避行に出る。2人は娘の事実上の父親の住まいに逃げ込む。マイカは娘に「ママと呼んで」と言うが、娘は「マイカ」としか言わないのでマイカは苛立ちを隠せない。母エヴァは2人の行方を捜す 駅舎にいるところを発見されたマイカは、エヴァが抱きかかえる娘を置いて、到着した列車に一人で飛び乗って去っていく

マイカが娘に「ママと呼んで」と言っても「マイカ」としか呼ばないほど、娘はエヴァから「エヴェが母親である」と刷り込まれていた(マインドコントロールされていた)ことになります いくら孫が可愛いとはいえ、自分の娘マイカから取り上げて自分が母親に成り代わるのは行き過ぎだろうと思います 娘の成長とともに16歳だったマイカも成長して大人になっていくからです 最後に娘を置いて一人で列車に飛び乗ったのは、その場に残れば、エヴァの言いなりになって今まで通りの屈辱的な生活が待っていると思ったからでしょう 誰かが幸せになるためには誰かが犠牲になっている、ということでしょうか

 

     

 

第8話「ある過去に関する物語」(57分・カラー)

大学で倫理学の教鞭をとるゾフィアは学長から学術交流でアメリカからやってきたエリザベタを紹介される ゾフィアの授業に参加したエリザベタはある質問を投げかける それは、「ナチス時代のワルシャワで、不正な洗礼に立ち会うことは神に対して偽りを述べることになるため、ユダヤ人少女の命を守るための洗礼の後見人になるのを拒んだカトリック夫婦の倫理とは?」というものだった 実は、ユダヤ人少女とはエリザベタのことで、後見人になるのを拒んだカトリック夫婦とはゾフィアと夫のことだった エリザベタは「誰でも自分の命が大事なのだから恨んでいない」と言う。それに対し、ゾフィアは「あの時われわれ夫婦が後見人になるのを拒否したのは、宗教上の理由からではなく、エリザベタを匿うことになっていた地下活動の仲間が密告者だという情報があったからで、そうだとしたらエリザベタは早晩ゲシュタポの手に落ちるだけでなく、組織の存亡まで危うくなるという理由からだった ただ密告者だという情報は全くの嘘で、そのために善意のある仲間を深く傷つけてしまったことは弁解の余地がない」と語る。エリザベタはその晩ゾフィアの家に泊り、翌朝かつて彼女を匿うはずだった現在仕立て屋を営んでいる男に会いに行った 彼女は感謝の言葉を伝えようとするが、彼は「戦争とその後の話はしたくない」と言って服の注文を訊くばかりだった

この種の話はポーランドでは実際にあちこちであったのではないか、と想像します ナチス政権下の国は「密告社会」だったので、誰も信用できない状況にありました 現在においても北朝鮮がそうです ウクライナに武力で侵略し、国民に自国に都合のよい情報だけを報道しているプーチン・ロシアも似たようなものかもしれません 中国は「密告社会」というよりも、国のいたるところに設置されている監視カメラにより四六時中、国家に監視されている「監視社会」と言えるでしょう こういう社会で暮らしたいとは全く思いませんね

 

     

 

本日、toraブログのトータル閲覧数が740万ページビューを超えました( 7,402,563 P V 。トータル訪問者数は 2,284,172 I P )。これもひとえに普段からご覧いただいている読者の皆さまのお陰と感謝しております    これからも手術しようが入院しようが1日も休むことなく毎日書き続けて参りますので、モコタロともどもよろしくお願いいたします

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